主人公のシエラ、そして世界に秘められた謎とは……

本作の主人公シエラは生命の樹から産まれた白い髪の女の子。
彼女はその怪しすぎる出生や髪色から村の人にいじめられることもしばしば。
しかし、それでもシエラは自分が育った孤児院の仲間と平穏な日常を送っていた。

そんなとき、孤児院が盗賊に襲われる。
そして、その出来事は物語のほんの序章に過ぎないのである。

シエラはこの出来事をきっかけに新たな仲間に出会い、己や世界の真実について少しずつ知ることになる。

数多の試練の末にシエラがつかみ取る未来とは……。

以上が概略である。

この作品の魅力は作りこまれた世界観だ。
おそらく作者の中村様は実際にこの世界に住んでおられるのだろう。
そう思うくらいリアルなのだ。

この物語のキーポイントの一つである魔力についてもしっかりとした設定があり、作中人物の発言やコメント欄での作者の補足コメントでより深く作品を理解することができる。

また、心理描写や情景描写が逸脱だ。
ゆえに、物語の中に自分が入り込んでいるかのように感じるだろう。

個人的には、食事のシーンがお気に入りだ。
思わず食べてみたくなるような料理が出てくるのだ。
……残念ながら、ジャウロンは現実にはいないので食べることはできないのだが。

そして、なにより作者の中村様はコメントで質問をするときちんと的確に返信してくださるので、これから読み始める皆さんはぜひコメントしてみるといいだろう。

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