深夜ラジオ ~A面~

作者 プラナリア

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★★★ Excellent!!!

ラジオネームで話すこと。
ラジオネームでしか打ち明けられない想いがあること。
ラジオは心の中継点になる。

そんなことを想った甘酸っぱくも真っ直ぐな短編でした。
レスピーギのクラシックナンバーと小田和正さんの『たしかなこと』
物語中の楽曲を文章と共に味わうのも良いです。ぜひ、どうぞ。

★★★ Excellent!!!

ラジオは好きですか?
僕は大好きです。学生時代、父に買ってもらったラジカセで、勉強のおともに聴き始めたのがきっかけで今でもFM局なりネットラジオなりを毎日聴いています。

そんな中でお気に入りのラジオ番組にはよくお便りの採用されるラジオネームなんかは自然に覚えてしまったりする……。

そんな経験をちょっとでもしたことがある人にはぎゅんとダイレクトに刺さる、青い春の恋愛小説です。

現役の学生も昔そうだった人と、ラジオに想いを馳せ、ちょっとキュンとしてみませんか。

★★★ Excellent!!!

今どき古風なラジオを聞いている中学生の男女のおはなし。

ラジオを通してのやりとりは、顔を見て話すより気持ちがずっと素直になる。
SNSとも違う、顔をみないやりとり。でもそこには人(DJ)が入ってるから人間らしい温かみを感じられるのかもしれない。

もう、いい年した私ですが、読み終わってもだえました(笑)

★★★ Excellent!!!

作者さんの名前が、自分が中学生の時に大好きだった女の子のあだ名と同じだったから、なんていう不純な動機で読んでみたのですが、想像以上に綺麗な物語で心底驚きました。本当に素晴らしい作品だと思います。

情景描写、心情描写の双方ともに、学生時代の恋愛特有のあの淡い雰囲気を引き立てる見事なものであり、作中の美しい世界に思わず没頭してしまいました。あまりラジオに馴染みのない自分でも、今夜はラジオ聞いてみようかなあ……なんてことを思ってしまうくらいには素敵な作品です。

作者さんが近況ノートにて、恋愛描写は苦手だとおっしゃっていましたが、「あなた様ほど素晴らしい描写ができる人で『苦手』だったら、世の中には恋愛描写が得意な人間なんて極極極極極僅かしかいないことになっちゃいますよ?! 」と、心の中でツッコミを入れてしまいました(笑)

コンテスト、きっといい評価が出るだろうなぁ……と、陰ながら応援させていただきます! これからも素敵な作品を、よろしくお願いします!!

★★★ Excellent!!!

相澤風花(13)の金曜深夜の楽しみは、偶然手に入れたラジオでローカル放送を聴くこと。ワクワクしながらチューニングダイヤルを回し、宝探しのようにノイズの中からお目当ての番組を探し出す。今ではお便りも出して読んでもらうのもお楽しみ。
お隣の席のクールな学級委員のT君が居眠りして寝言まで言ってたことを投稿して読んでもらえたんだけど、なんと隣の席のT君こと椿君にそれがバレてしまって……
実はなんと、椿くんもその番組のリスナーだったのだ!

二人はそこから急接近するけれど……

ラジオの電波が未熟で不器用な二人の想いをつなぐ小さな恋のものがたりです。

★★★ Excellent!!!

深夜ラジオに曲が流れる瞬間、胸が熱くなりました。
商店街の抽選会で偶然手にしたラジオ。布団に潜り込み、笑いを噛み殺す「私」と彼に、自分もいつの間にか、わくわくしていたからです。
小田さんの曲、四分五十六秒です。このお題回収をこんなに自然に落とし込んだ作品は見ていません。
ひそかに本命が来たと感じました。いちおしです😊