人によって違う幸せ

はじめに読んだ時は子ども口調だったので、童話系なのかな?と思いましたが、行間の後にはまた違う少年の口調。そこからどんどん読んでしまいました。
地の文がなく、会話文のみ。新しいです。
第三者から「幸せかどうか」質問を受けて、それに答えているお話です。
それはそれで、また良さがあり、私たち読者はこの人が今どんな質問をされているのか、質問をした人、質問に答えている人はどんな人なのか、想像が膨らみます。
その口調から、容姿、性格、仕草までも。想像が楽しいです。
そして最後。自分に聞いてみたくなります。今、幸せかどうか。
幸福も不幸も、その人の捉え方次第。貴方が不幸だと捉えるその事柄は、もしかしたら他の誰かにとっては幸福にあたることかもしれませんよ。
これから読む方。ぜひ、自分に聞いてみて欲しいです。幸せかどうかを。