あとがき
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
このお話は、私が20代前半に書いたお話のリメイク版です。
田舎のしがないピアノ販売店。いつ見ても客の姿はないのに、営業していて大丈夫なのだろうか? と心配したくなるようなピアノ店。みなさんの街にはありますでしょうか?
主人公の平野は、音大まで出たものの、才能のなさに挫折を味わいその道を志すことを止めました。しかし、それでもなお音楽からは離れられずにピアノ販売店の店員になります。大好きなピアノが、嫌な思い出を蘇らせるそのジレンマに苛まれ、一歩も前に進めていない男。
まあ、実はモデルは私です。一度は音楽にどっぷりと浸かりましたが、成績も振るわず全く違った世界に足を踏み入れたばかりの頃。当時の私の思いが、彼に重なっていました。
平野は七海という少年と出会って、音楽の楽しさを思い出します。そして、新しい人生を歩んでいきます。
まあ、当時もBL作家でしたから、二人の今後はなんやかんやと想像にかたくはありませんが……物語はここで終りとなります。
平野が救われることで、私も救われました。この作品は書いたきりで、どこにも全く出していなかったものです。今回、この場で世の中に送り出せたこと、本当に幸せに思います。
最後までお付き合いいただきまして本当にありがとうございました!
これからも、他の作品共々どうぞよろしくお願いいたします。
雪うさこ拝
令和二年十月十日
ユメみたものは。 雪うさこ @yuki_usako
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