第4話 私の洗濯物はどこ?

「よし! 選択するぞ!」

 うっかり子さんは洗濯機に洗濯物を入れ、選択開始のボタンを押した。

「あれ? 洗濯機が動かない。どうしてだろう? 故障かな?」

 しかし洗濯機は動かなかった。

「ああ!?」

 その時、うっかり子さんは何かに気が付きました。

「洗濯機のコードをコンセントに突き刺すの忘れてた。」

 そりゃあ、洗濯機が動く訳がない。

「もう、私のうっかりさん。アハッ!」

 うっかりは罪ではない。うっかり子さんはうっかりを楽しめるのだ。

「スタート!」

 洗濯機は動き始めた。

「グイン、グイン。」

 洗濯機が洗濯してくれている。

「ピピピピピ!」

 ブザーが鳴って洗濯機が洗濯を終えた。

「やったー! 選択できた!」

 洗濯機化洗濯物を取り出すうっかり子さん。

「あれ? 私のハンカチがない? どうしてだろう? どこかに落としたのかな?」

 うっかり子さんのハンカチが見つからなかった。

「ないないない!?」

 自分の部屋にも廊下にも落ちていませんでした。

「どこに行ったのよ!? 私のハンカチ!?」

 探しているけど探し物は見つかりませんでした。

「ショック・・・・・・気に入っていたんだけどな。」

 捜索の末、うっかり子さんはハンカチを諦めました。

「諦めて洗濯物を干そう。」

 うっかり子さんはハンカチの捜査を打ち切り洗濯物を干し始めました。

「ああ!?」

 その時、洗濯カゴの中からうっかり子さんのハンカチが出てきました。

「洗濯物の中に紛れてたんだ!? 良かった。見つかって。」

 無事にハンカチは見つかりました。

「もう、私のうっかりさん。アハッ!」

 いつも明るく元気なうっかり子さんでした。

 つづく。

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あるある! うっかり子さん 渋谷かな @yahoogle

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