第3話 お金の稼ぎ方
道中、魔物に遭遇したがマラシンさんはいとも簡単に倒してみせた。
そして、無事に目的地についた僕はマラシンさんにお礼を言い、お金の稼ぎ方を知らない僕に3枚の銀貨を渡してくれた。
「それ、返さなくてもいいから。それで適当に飯買えな。」
「ありがとうございます、でも、いいんですか?」
「構わんよ。それぐらいクエスト受ければすぐに稼げるから。」
クエストでお金を稼げばいいんだな、と知った僕は、
「クエストって難易度とか種類ってどういうものがありますか?」
と尋ねる。マラシンさんは
「難易度は4段階かな。単純に簡単な方から1、2、3、4って出てるはずだから。もちろん難しい方が稼げる。
種類は討伐クエストと作業クエストがある。作業クエストってのは何か物を作ったりだな。まあ、とりあえず中入ろうや。」
「ですね。」
集会所の中に入る。すると、最初に見えたのはクエスト受付場だった。よく見ると、バイトともあった。なぜかは分からないが、見たこともない言語なのに意味が手に取るように分かるのだ。気になって
「バイトってどういうのがありますか?」
とマラシンさんに尋ねる。
「肉体労働だけかな。建築とか解体とか。それのお手伝い。」
と答えた。
キツそうだ。だが食っていくためにはやるしかない。
「とりあえず飯食おうや。腹減っただろ?」
マラシンさんが言う。そして食堂に行く。
銀貨3枚で何か食べれるのだろうか。そう不安に思いながらメニューを見ていると、一つだけあった。
タレ麺。タレにつけた麺だ。シンプルだが美味しそうだと思い、それを頼もうとすると、
「俺の奢りでいいから、食いたいもん頼め。」
とマラシンさんは言った。流石に悪いと思い、
「いえ、僕はこのタレ麺でいいです。奢りは流石に悪いですので…」
と答えた。
「さっきの銀貨3枚で買えるのを頼もうとしてたのか。なら奢りはやめとく。」
適当だなと思った。だがその適当さが話しやすくていい。
食べ終わり、食堂から出る。タレ麺は微妙だった。だが食べれない訳では無い。そう考えながら、これからどう稼いでいけばいいか考えていると、
「とりあえず、お前のステータス見に行こうや。それによって役職決めれるし。」
とマラシンが言う。役職があった方が何をすればいいか分かりやすいと思い、
「はい。」
と答え、マラシンさんに着いていった。自分のステータスが気になり、少し早足気味になりながら。
異世界に来たがどうすればいいか全く分からない! 気まぐれ投稿の下手くそ @HETAking
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