そして私は唾だらけ(140字小説)
塩塩塩
そして私は唾だらけ
庭に見知らぬ男がいた。
「不本意ながら私は犬です」
男の開いた動物図鑑の犬の項目には従来の犬の特徴に加え、その男の特徴が書かれていた。
犬の定義が変わったのだ。
私は言った「飼えない」
男は首を横に振り、犬の玩具大百科を開いた。
そこには私の特徴が書かれていた。
犬の玩具の定義も変わったのだ。
そして私は唾だらけ(140字小説) 塩塩塩 @s-d-i-t
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。