この作品が分からなくなることが、老いるということ

僕は趣味で小説を書きつつも、生業はサラリーマンで、勤め先でベテランと呼ばれるようになりました。

そんな僕は、さっと本作を読んで、諸手を挙げて賛同することはできませんでした。利益は会社のエンジン。無かったら会社は止まる。

そして、レビューで賛同者が多くいるの見て気づくのです。僕は老いているのだと。僕は鏡を逆さまに見ていたのです。

本作がピンと来なくなったら、危ないです。本作に応えるだけの情熱を失っています。

本作はリトマス試験紙のような小説です。

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