この作品が分からなくなることが、老いるということ
- ★★★ Excellent!!!
僕は趣味で小説を書きつつも、生業はサラリーマンで、勤め先でベテランと呼ばれるようになりました。
そんな僕は、さっと本作を読んで、諸手を挙げて賛同することはできませんでした。利益は会社のエンジン。無かったら会社は止まる。
そして、レビューで賛同者が多くいるの見て気づくのです。僕は老いているのだと。僕は鏡を逆さまに見ていたのです。
本作がピンと来なくなったら、危ないです。本作に応えるだけの情熱を失っています。
本作はリトマス試験紙のような小説です。