追放から始まる王道だけどどこか優しさのある物語

実は個人的に追放ものを読んだことがなかったので、こういう世界かと新鮮さを感じながら読ませていただきました。

主人公のフライは幼馴染と共にパーティーを組んでいたが、気づけば戦闘で活躍していないからと、最高難度のダンジョン内でパーティーを首になる。

しかし彼には精霊王のスキルがあり、それこそが皆を強くしていた。
そんな中、フライは彼の力を知る遺跡にいた少女、フリーゼと出会い、彼女を始めとした新たな仲間達と共に活躍をしていく。

と、ある意味で王道らしい物語が基本にはあり、追放されたパーティーの凋落との対比で話を見せていく感じになるのですが。

確かに主人公追放した幼馴染達の凋落はあるのですが、何だかんだで元仲間にすら情を見せるフライの優しさは、物語の中できらりと光ります。

勿論新たな仲間との冒険だけでなく、元パーティーメンバーとの因縁なども合間合間に描かれていきますが、その勧善懲悪っぷりと合わせ、色々な一面を見せてくれます。

一人称ながら、描写と台詞のバランスが良いので「台詞回しばかりだとちょっと……」という方も安心して読める本作。
皆様も是非読んでみてください!\\\\٩( 'ω' )و ////

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