プロローグ7
「ハルくん。私たちもひとまずみんなの協力をしよう!」
「ああ」
ハルと――はミアを抑え込もうとする神たちに加勢する。
するとなぜかミアはハルと――を見つけたかと思うと一直線に彼らに向かった。そして何らかの神器を使ったのだろう。火球がハルに襲い掛かる。
「っ!」
必死にそれをよけるハル。ミアには理性があるようには見えない。
幾度となくハルはミアと攻防を繰り広げるうちに気づいた。自分に対してミアが最も攻撃を繰り返していることを。そして――にはほとんど、いや0と言っていい。攻撃をしていない。
「まさか……」
ハルはある可能性について考える。それがミアの暴走している原因を説明できるわけではないが、この状況を解決できるカギにはなるかもしれない。
「――」
ハルが――にこのことを話そうとした時だった。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」
ミアの放った火球が神の一人の至近距離で爆発し、その神の放とうとした氷の柱がミアとはあらぬ方向に放たれる。その放たれた場所に運悪く――がいた。
「!助けてハルくん!」
ハルは自身の力である念動力を使い氷の柱をそらした。
その直後ミアの周りの空間に鉄の槍や鎌が出現し、ハルに向かって放たれた。
「この能力は!」
ハルに悪い予感が頭の中をよぎった。地上の人間の世界はかなり荒れ果て破壊されているという。まさかあの村たちまで……。
ミアのこの攻撃もハルはなんとか念動力で防ぐ。
次の攻撃が飛んでくるかと思われたが飛んでこなかった。ミアが膝をついている。本来鉄の農具を作るために作られたこの神器は精神力の消費が激しいのだ。
神であるミアといえども多くの神器を使ったうえでのこの神器の能力の発動は厳しかったようだ。
この隙を逃さず神たちはミアの拘束に取り掛かる。
*この作品はフィクションです。
* * *
まだしがない学生のw-Akiです。つたない文章ですが読んでくださってありがとうございます。訂正した方が良い箇所がございましたらアドバイスをもらえると嬉しいです。
reincarnateは作者の私情により投稿を中止します。ごめんなさい。
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こちらの小説も書いています。興味があればどうぞ!
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