　小説家になろうにも外部ランキングサイトなどのタグを貼れる場所がある。アルファポリスでいうフリースペースと同じようなものだ。説明欄に「ランキングサイトが発行しているタグを小説ページに設置することができます。ランキングタグの他にも、ウェブリングやご自分のサイトへのリンクなど各種HTMLタグを設置できます。」といったことが書いてある。今回はこれを使ってアルファポリス掲載作品にリンクを貼り、宣伝させていただいた（実行日……２月２４日）。

　宣伝したページは、私の全作品紹介ブログ（A8.NETファンブログ）・この連載（投稿インセンティブ研究中）・なろうとカクヨムの違いは？・月澄狸のイラスト置き場・むいパク・月澄狸の登録コンテンツ一覧の６つ。せっかくなので画像リンクでアルファポリスのアイコン画像も付けておいた。文字数については書いてある場所を発見できなかったのでよく分からない。

　これらのページには色々なところからリンクを貼っているので、どれがなろうからのアクセスかは分からない。しかしアクセスが３倍とか４倍とか、なんらかの効果が出れば気づくだろう。

　……と、なろうから宣伝リンクを貼る前に……。

「なろうとカクヨムの違いは？」「投稿インセンティブ研究中」「アルファポリスにもいいね機能がいずれ付くのだろうか？」「【アルファポリス・カクヨム・ツギクル】雑記的エッセイは連載するよりバラバラに投稿した方が良いのか？」の４作品をツギクルランキングから削除し、バナーも消すことにした。

　理由は、アルファポリスにも小説家になろうにも「サイト名で外部ランキングサイトに登録してはいけない」といったことが書かれているからだ。

　そもそも作品名や本文自体に小説投稿サイト名を入れて大丈夫なのか、ランキングサイトに登録しなければOKなのか、ブログなどからこれらの作品のリンクを作品名付きで貼っているのは良いのか、など色々まだ分からないが、とりあえず今の状態では違反である。削除されても文句は言えない。ということで泣く泣く消しておいた。

　ツギクルではこの連載がその他ジャンルで１位を取れていたから影響も大きかっただろうに。せっかく連載の２４ｈポイントが高くなってきて９００ポイントを越えることも時々あったのに。「なろうとカクヨムの違いは？」もアクセスが多かったのに……。

　こんなことしてアクセス数が下がったら残念だ。でもそもそも違反していたのだからしょうがない。なろうの宣伝力に賭けることにする。

　ここでアルファポリスの広告をふと見ると、堂々と「カクヨムランキング１位」と書かれた作品が載っていた。

　サイト側の広告はええんかいっ。

　まぁお上には楯突けないしな。しょうがない。

　サイト側がちゃんと出している情報は良いけれど、嘘か本当か分からない不確かな情報をさも本当のように他サイトで広められたり、ネガティブイメージを付けられると困るということか。それかナントカ権の問題か。よく分からない。

＊

　さて、不安要素も少なくなったところで実験開始だ。

　小説家になろうに投稿するエッセイは、１つは今書いたもの、もう一つはちょうど３年前の２月に書いたまま下書きで眠っていたものだ。

　なろうではけっこうキツいコメントもいただいたけれど私の態度も悪かったかも……と前回で書いたが、過去の下書き文章を読んでみるとやっぱりどことなく上から目線でイラッとする感じがあった。「良いですか、今からこの私が話すのですよ。しっかり聞いてくださいね。さぁこれ分かります？」的な雰囲気である。

　一体何様なのか。なるほど、始終こんな感じで喋られてはコテンパンにしたくなるのも分かるような。しかも３年前と今とでは微妙に考え方や言っていることが違うし。などと思いながら、とりあえずソレは修正せずにそのまま投げてきた。

　そしてなろうではエッセイの定義が「個人的観点により思想や物事を論じている作品」と書いてあるのを見てへぇーと思った。ちなみに詩は「言葉に美と響きを乗せて想いを表現している作品」だそうで、なんだか説明文自体表現が詩的である。

　２作品目のエッセイ、今書いたものもわりと挑発的になってしまった。

「はーへぇあっそう」と思いながらテキトーに読んでいただきたいのだが、人によっては傷ついたりショックを受けたりエキサイトしてしまうかもしれない。軽い感じで書いたつもりなのだが難しいものだ。

　そしてついでに詩集「良くも悪くも、星の回転は止まらない（なろう版）」もアルファポリス作品の宣伝付きで２編更新してきた。

　使ったのはやはり３年前の下書き（無修正）だ。口汚いので全然「言葉に美と響きを乗せて想いを表現している作品」じゃないが……。まぁ美しさの定義は人によって違うし。と、無理やり納得することにする。

　アルファポリスやカクヨムではとっくに終わった詩集が、なろうでは続いているのがなんだか嬉しい。

　さて、アルファポリスのポイントは……。

　確認してみると「投稿インセンティブ研究中」のポイントが下がり始めていた……。

　ツギクルから外したせいだろう。その他の作品などにまだ変化は見られない。

＊

　その後なろうエッセイランキングを覗いていたら面白い作品がたくさんあったので読みふけっていた。流石最大手の小説投稿サイト、エッセイジャンルも賑やか！

　私も少しは学習したので、見るからにトゲトゲした作品は避けた。

　……でもちょっと覗いてしまったけど……。

　これがダメだった。見たら落ち込むものは大抵タイトルや周辺情報から分かるのに覗いてしまう。悪い癖である。

　さて、しばらくして、宣伝付きでエッセイをあと２つ投稿した。

　１つは一話完結、もう１つは連載の続きで。

　例によってどちらも３年前の作品である。

　また、もう１つの詩集も更新した。

　アルファポリスとカクヨムでは詩集は１つだったが、なろうでは口汚い方を「良くも悪くも」、綺麗な方をもう一つの詩集にアップして使い分けようとしていたのだ。

　しかし、それにしても……

　読めば読むほど３年前の自分が何を考えていたのか分からない。

　特にエッセイ。文章の意味、伝えたいこと、文章の終着点がないのだ。（文章が下手なのもあるけれど多分それ以前の問題）。

　分からなすぎて修正する気も起きない。なので作品紹介をどう書こうか迷う。

「これはどういうことですか」ってコメントきたらどうしよう。素直に「私にも分かりません」って言うか……。

　３年の月日は私にプチ記憶喪失を味わわせた。

＊

　その後３年前の発掘作品に温かいコメントをいただいて、もしかして今の私が落ちぶれたんじゃないだろうかと思った。改めて読み返すと以前の方が向上心や広い視野や誇りがあるようにも見える。

　過去のマンガや作文など読み返してみても、この時はこんなこと書けたんだなーと思うことがあった。もう少し謙虚な気持ちで、過去作品から見習ってもいいかもしれない。

＊

　なろうのエッセイランキングなどを見て回っているとやはり、「批判もありがたく受け取れ」vs「批判が辛い」な空気は健在だった。

　大体どちらかに分かれる気がする。そして私は後者派である。

　なろうのエッセイランキングは、以前は少しポイントをいただければ下の方に入れたような覚えがあるのだが、もう入れそうにない感じになっている。エッセイ（を書く人）が増えたのか。

　何年か前にランキングで見かけた作品もランキング上位にある気がした。なろうではじわじわポイントをいただいたりして、やがて過去作品がランキングに載ったりするのだろうか？　一度ランキングに載るポイント数になれば、次からはポイントをいただく度にランキングに載るようになるのだろうか？　よく分からない。

　さて、肝心のアルファポリス宣伝効果だが……。

　リンクによって特に何かが起こったようには感じなかった。

　というかそれより、連載のポイントが下がってゆく……。

　翌日の見込みスコア（総合）もガクッと落ちていた。

＊

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