【アルファポリス】やっぱり流行りの要素は強いなぁー……。

 小説家になろうにいた頃からこういった声はよく聞かれた。「なろうでは一部の流行りもの、テンプレートなものばかり読まれる。」


 それはどこの投稿サイトでも同じかもしれない。私はあまり意識していなかったが、気づけば異世界モノとか、似たようなタイトルの作品ばかりが人気になっている。最近では漫画にもそういったものが進出しているようだ。


 それは個人的にはなんだか、決まりきった答えを求められるテストみたいで微妙な感じだ。独創的な表現の追求より、同じようなものの量産を求められるなんて。



 ただ、書き手としてはそんな思いだけれど、読み手としてテンプレートとか流行りもののことを嫌っているわけではない。私は以前読んだ「魔王と勇者」系の作品に感動して、魔王と勇者にハマって検索したりしたことがあるのだ。ちなみに、「魔王と勇者」がその時の流行りであることは知らなかった。


 検索する側としては、検索できる言葉がないと読みに行きにくい。「独創的な、私だけの世界」を描いた作品があっても、それは検索にはヒットしないだろう。ナントカ賞とか取って有名になっていなければ。


 世界には山ほどの種類の料理があるが、何度でもカレーや唐揚げを食べたくなるように、人気のものにはやはり需要があるのだ。「カレーや唐揚げより、私の創作料理を知ってください!」と言われても、「いやー、カレーや唐揚げの方が食べたいんだけど……」となるんだろう。



 さて、アルファポリスの現在の流行りは。


 小説HOTランキングを見た感じだと並んでいるタグは、婚約者・ざまぁ・令嬢・悪役令嬢・婚約破棄・異世界……。どれもすごくポイントが上がっている。


 このあたりはまだ私には未知の世界だ。

 でも以前魔王と勇者にハマったように、今後そういうものを知って書きたくなる可能性もなくはない。


 こういったものが好きでよく読んでいて自分でも書きたいという人は、書いてみたら大ヒットするかもしれない。

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