小説投稿サイトの情報を覗いて回ってみた(ノベルバ・ステキブンゲイ・ノベルアップ+・マグネットマクロリンク・Fantasfic・作家生活オンライン・待ラノ・note・pixiv)

 ノベリズムに登録してみたものの思うように貢献スコアを得られず、他のサイトにも登録してみようかと思い始めた。



 今まで私はけっこう小説投稿サイトについて検索したりしてきた。しかし「こう書いてあるからやめよう」とか「これは私には無理そうだな。難しそう」などと考え、実際にあちこち登録して試すということをなかなかしなかった。


 まだ不慣れなうちにあちこち登録して、「しまった……こんなアカウントの使い方するより、もっとこうすれば良かった……」と後悔することになるのを恐れてもいる。


 が、失敗しないために行動もしないようでは意味がないじゃないか。


 ノベリズムに関して間違ったことを書いてしまったかもしれない反省もあり、あちこち登録してみることにした。



 まずノベルバへの登録を検討。ノベルバはアルファポリスと同じで収益還元システムがあり、1PVで0.1円だとか。けっこう良いかも。

 が、アプリをダウンロードしないと「ノベルバ報酬プログラム」に参加できないらしい。それじゃあ不具合によりアプリをダウンロードできなくなった私にノベルバは使えそうにない。

 そういえば以前もそれを知って断念したような。ということで調査終わり。

 ちなみにノベルバ報酬プログラムではアプリからのアクセスしかカウントされず、パソコンからのアクセスは報酬に入らないらしい。



 その後見つけた小説投稿サイトを検索してページを押してみると、表示されなかった。そういえば以前にもそんなことあったような。

 表示されないのはScraiv。安全に接続できないと表示されたり、なんだかよく分からないページに飛んだり。サービス終了しているのだろうか?

 小説投稿サイトについて検索していると「サービス終了に追い込まれたところも多い」との情報があった。私は知らないが大手だった「LINEノベル」も閉鎖されたとか。

 小説投稿しておられる方の間で小説家になろう・カクヨム・アルファポリスなど大手サイトの名前ばかり見かけるのは、サービス終了を恐れる方が多いからかもしれない。確かに大手なら潰れなさそうだし、私も小説投稿サイトではないものの、何度か「サービス終了」を経験したことがある。



 と、リスクも分かったところで、2020年3月30日にオープンした新しいサイト「ステキブンゲイ」にたどり着いた。

 珍しく一般文芸中心の投稿サイトだそうで、「ファンタジー系のライトノベルではなく、いわゆる“一般文芸作品”がメインです。」と書いてある。「流行りものじゃなくて文学がやりたいんだ!」という方には良いかもしれない。

 収益還元システムは見当たらないが「デビューまでバックアップ プロ作家や編集者と交流しながら、誰でも無料で小説を投稿できます。目指せ、作家デビュー!」と書いてあるので、チャンスは多いのだろうか。パートナー出版社がいくつかあるらしい。

 ちょっと気になる。でも一般文芸ということはハードルが高いかも。



 ノベルアップ+も比較的新しいサイトらしいがよく名前を聞く。システムが面白く、読者様も楽しめるので反応もいただきやすいとか。でも収益については投げ銭システムということでなかなか入らないのでは……?



 マグネットマクロリンクというところも投げ銭システムがあるらしい。他のサイトもスコアとかポイントとか色々な概念があるが、ここも独自のシステムがあるようだ。ちょっと用語が難しいらしい。



 Fantasficというサイトも「さまざまな創作を投稿できるオールジャンル創作投稿プラットフォームです。 クリエイター同士のコラボレーションを促進するサークル機能、創作の収益化を実現するファンクラブ・デジタル商品販売・投げ銭などユニークなサービスを提供しています。」と書いてあって面白そうだ。お金のやり取りは仮想通貨を使って行われるらしいけど……。

 と思ったらまたシステムが変わり、仮想通貨に関する機能は停止しているのだとか。今はどういう状態になっているのだろう。

 Fantasficの「ギフトと評価スコアについて」という項目には「ギフトは気に入った作品のクリエイターに感謝を届けることができる仕組みです。Fantasficポイントを使って作品へのコメントと同時にギフトを届けることができます。 クリエイターは受け取ったギフトに応じて評価スコアを貯めることができます。」「評価スコアは、受け取ったギフトなどに応じてクリエイター個人に貯まる値です。月末までに一定の評価スコアを貯めることで弊社が独自に定める計算式に基づいて現金報酬が受け取れます。 報酬はデジタル商品販売などと同じく売上として計上されますので、銀行への送金申請を行うことで日本円として受け取ることができます。」と書いてある。現在は投げ銭のみで評価スコアというものが貯まり、それを換金できる感じだろうか。



 作家生活オンラインというサイトでは「作家生活オンラインでは、作品への広告掲載機能を実装しております。」「作者の方は、作品へ自由に様々な広告(アフィリエイト、アドセンス)をご掲載になれます。掲載された広告から発生する報酬は、100%、全額が作者に還元されます。」と書いてある。

 他の小説投稿サイトでは大抵「フリースペースにアフィリエイトリンクなど収益を得るようなリンクを貼らないでください」と書いてあるが、ここではアフィリエイト等自由ということらしい。

 私はA8.netファンブログでアフィリエイトに失敗して「小説投稿サイトの方が稼げるんじゃない?」と思って作品投稿しに来たのだけれど、ここでアフィリエイトを試すというのも面白いかもしれない。サイトもレトロで懐かしい雰囲気だし気になる。

 ただスマホ向けの表示方法はなさそうなので、トップページを見た感じだと私のタブレットでは使いづらそう。



 待ラノという小説投稿サイトは「カクヨム」「アルファポリス」「MAGNET MACROLINK(マグネットマクロリンク)」「エブリスタ」へのエピソードのマルチ投稿が可能らしい。でもマルチ投稿するにはPINコードの入力とかあるらしく操作がちょっと面倒そう。

 作者ページやエピソードページに投げ銭用のアプリ「pring」のQRコードを掲載できるということで、pringという外部サービス(?)を使って投げ銭ももらえるようだ。まぁアプリを使えない私には関係ない。

 でもここは「作者が設定できる広告バナー枠 無料で使える広告枠に作者設定のバナーが設定できます。」と書いてあるので、アフィリエイト自由ということなのかも。

 このサイトでは待てば小説を無料で読めて、お金を払えば早く続きを読めるらしく、その収益が作者様へも還元されるようだ。投げ銭だとちょっとハードル高そうだけど、お金を払って先読みということなら、読みたくなって払ってくれる人もいるかも?

 気になるサイトだけれど「待ラノ」ということはラノベ専門なのだろうか。



 小説投稿サイトではないけれどnoteの名前もよく見かける。

 noteの紹介ページ(?)には「クリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォームです。だれもが創作を楽しんで続けられるよう、安心できる雰囲気や、多様性を大切にしています。」と書いてある。

 noteは前から気になっている。リンクを貼ったりブログみたいに使えるのかどうか分からないが、もしそうできるならA8.netファンブログの代わりに使いたい。

 でもnoteはあちこちにリンクを貼って人を誘導するより、純粋な作品発表の場として使うべきなのかな?

 みんなはどうしているのかとか、そのあたりの空気についてはまだよく分からない。ただ検索しているとしょっちゅう検索結果に入ってくるので、使い方やチャンスは幅広そうである。



 それからpixiv。イラスト投稿サイトのイメージだったけど今ではイラスト・漫画・小説が投稿できるそうだ。そして自分の好きなクリエイターを支援する「ファンボックス」というシステムがあるらしい。

 ファンボックスというのがどういうシステムなのかは読んでいてもよく分からないが、活動していれば分かってくるかも?





 ノベルアップ+などの投げ銭系は難しそう……と思うけれど、作品を増やせば増やすほどチャンスは上がるのかも。

 noteは有料で記事を売ったりもできるそう。pixivは、イラスト界のなろうみたいなイメージがある(大手という意味で)。


 どこに登録するか迷うが、そもそもこちらに問題が多いので(アプリインストールできない問題 & SMS認証クリアできない問題)、登録できそうなところから試してみて、ダメだったら次へ行くのが良いかも。


 その後も情報に目を凝らして「これ良いかも」と思ったら飛びついて登録しまくろうかな。でも今から一つサービスを選んでアカウントを増やしたら、疲れて「もういいや」となるかも。



 あちこちに登録すべきなのか一つのサイトを極めるべきなのか、分からないところではあるけれど、集中力と気力が続けばどんどんアカウントを増やすことを試してみたい。あっちもこっちもやれば、情報を見ているだけよりは何か分かってきそうなので。


 今のところ安定して底辺作家なので「あっちにもこっちにもファンが殺到して収拾がつかない!」ということにはなりそうにない。もしそんな事態になったらそのときどこをメインにするか考えよう。





「あちこちのサイトに重複投稿すると、権利関係でややこしくなるので出版社から声がかからなくなる」という意見の方もいました。確かにあっちこっちに載っているものを本にするのは難しそうですね。私は今のところ「本を出したい!」というより「ネットで稼げないかな?」と思っているのであちこち登録したりしていますが、何か目標ややりたいことがある方は、重複投稿のデメリットについて調べた方がいいかもしれません。


 でも待ラノのページには「出版権の妨げにはなりませんので書籍化を目指す作家様もお気軽に他サイトと重複投稿していただければと思います。」と書いてあったので、人によって意見は違うのかも。どうした方がいいとか何をしない方がいいとか、結局判断は人それぞれなんですよね……。

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