世界の名作ＫＵＳＯ童話集

最終的にガッカリするカチカチ山

「あの頃はボクもやんちゃだったからね……」

　そう言って年齢の割に若々しい表情ではにかむのは、あの有名な童話『カチカチ山』のタヌキさんだ。番組スタッフが物語後の人生について質問すると、ソファに座り直し、しゃんと背筋を伸ばした高齢のタヌキさんが目に大粒の涙を浮かべながら語る。

「そりゃあもう、許されないことをした訳ですからボクはね。罪滅ぼしじゃあないけどね、せめて人に感謝されることをしようと思ったんです」

　翌日、番組スタッフがタヌキさんの一日に密着すると、そこには早朝から通学する子供たちのために信号で旗振りボランティアをするタヌキさんの姿があった。

「おじいちゃんいつもありがとー！」（子どもたちの声）

「はいはい、気を付けていってらっしゃいね」

　雨の日も雪の日も、タヌキさんはこの信号に立ち続けているのだという。またタヌは七十五歳という高齢にも関わらず、警備員のアルバイトにも従事している。

「年金だけでもなんとか生きてはいけますけどね、ボクにはお金が必要なんです」

　聞けばタヌキさんはアルバイトで稼いだ金額の大半を、当時鍋料理にしてしまったお婆さんの遺族に渡しているのだという。

「でもこないだ息子さんにね、言われたんだ。もういいよ、あんたよく頑張ったよってさ」

　そう言って目頭を押さえるタヌキさん。こみ上げる思いがあったのだろう。

　遺族から温かな許しの言葉をもらって尚、タヌキさんはこれからも一生働き続けるつもりなのだという。

　心を入れ替え、世のため人のために生きていこうと頑張るタヌキさん。

　最後に、番組スタッフはそんなタヌキさんにある疑問をぶつけてみた。

【どうして、いつまでも元気でいられるんですか？】

　するとタヌキさんが取り出したのがそう、

　毎日続ける健康習慣

　特選青汁！

「これを飲むとね、夜までずっと働けるんですね」（個人の感想です）

「タヌキ仲間にも勧めたら、みんな調子が良いって言ってます」（個人の感想です）

　いつまでも元気でいたいあなた。

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『オペレーターを増員してお待ちしています！』

「もしこれを当時（お婆さんに）飲まれてたら、ボクも返り討ちにあってたかもしれないね」（個人の感想です）

　毎日続ける健康習慣

　特　選　青　汁！

　いつまでも元気でいたい、そんなあなたのためのご提案です。