ひな川から来ました。だからこそ読み始めてすぐに「どうやってハピエンすんねん?!」という思いで指がどんどん加速しちゃいました。文の節々から伝わる悪足掻き、諦め。途中になってようやくこの物語はハッピーエンドがテーマの物語であると理解して、そして苦味を苦味のまま受け入れるような、そんなラスト。凄く大人の味でした。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(197文字)
「アンチマーメイド」然り、私はこの手の愚行(と言うのも失礼だけど)を描いた話に惹かれてしまうのかもしれない。主人公は、彼女がいる和希の部屋に諸々の置き土産を残していくのだが、決して故意ではない、…続きを読む
ヘミングウェイの有名な小説『誰が為に鐘は鳴る』では冒頭でこのような詩が引用されます。 "なんびとのみまかり(死ぬ)ゆくもこれに似て、みずからを殺(そ)ぐにひとし。 そは、われもまた人類の一部…続きを読む
ウゥッ…胸が潰れる…!!これをハピエン小説として出す胆力がすごい…!!(ほめてます)
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