第3話 ランク1位の心境⁉
振り返った先にいたのは、なんと世界ランク2位の
ちなみに彼女はイベントの時や町で会ったりすると、やたらと絡んでくる。
「こんにちは、シュンヤ君。」
「すみません、どちら様でしょうか。」
シュンヤはコミュニケーションを取るのを嫌がるように、髪の毛をいじりだす。
「最近、ログイン時間長いけど大丈夫?」
「余計なお世話です。急いでるので、もういいですか?」
時間を極力レベルアップに注ぎたい彼には、会話は無駄な行為としか感じない。
「ランキングも大切だけど、休憩もきちんと取るんだよー?」
「うるさいなぁぁ。運営に通報してもいいですか?」
「てか、最近ゲーム楽しんでプレイ出来てる?」
「さよなら~」
そう言うと、シュンヤは獲物のもとへ転移した。
そして、いつものように、鍛え上げた能力値とスキルを駆使して
『最近ゲーム楽しめてる?』
これを彼女から言われたとき、彼には言い返す言葉が見つからなかった。それほど彼のゲーマーとしての核心を突いたものだったのだ。
「ちっ、惑わされるな。俺をランキング1位の座から引きずり下ろす作戦だな」
そう自分の中で納得した彼は工場の流れ作業のようにただひたすら、
ランク1位は譲りません! KaRiN @KeitaKariN
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