裏を読む。

本編が詞を失った葵の物語であるなら、裏はそれを傍で見ていた人の話。
本人が語るよりも、他者から見る二人の様子の方が、より深い関係に見えます。


そう思った瞬間、失ったものの大きさを二度味わいます。
そんな大切な人を失ってもなお、葵は生きて走ってゆけるのです。