歴史の片隅で幕を閉じた武蔵野夫人。この物語に込められた悲哀は美しい

これは、興味深い切り口から武蔵野を語る物語でした。

読み応えがあります。

口調が雅で、皇女の和宮の諦観が文章から沸き立ってきます。

読んで損はない佳品。歴史好きの私は、余韻に酔いました。