第24話 コカ・コーラゼロ

 炭酸飲料が恋しい季節ですね。


 私は炭酸飲料好きです。ミルクティーが好きだと書いたけど、こうもうだるような暑さが続くとあっついお湯沸かして紅茶淹れて牛乳で割ろうとは思えなくなります。氷を入れても牛乳の濃厚な舌触りはぐだぐだしたいときには不向き。

 晴れ渡った青空の日にはしゅわっと何かぐいっと飲みたくなります。


 コーラが好きです。ペプシも飲むけどコカ・コーラの方が好きです。もっと言うとノーマルのものではなくゼロカロリーのものが好きです。


 ゼロについてはいろんな意見があると思います。なんか味が違うとか、普通のと大してかわらないとか、ノーマルの方が美味しいとかいろいろ。でも私は声を大にして言いたい。私はノーマルよりゼロの方が好き。というかゼロしか飲めない身体にされてしまった。

 ゼロはまずいという意見は個人の感想だから目を瞑るとして。ノーマルと比べるとゼロは甘さ控えめに感じます。それを物足りないとか味が薄いと受け止める人は確かにいるかもしれない。それは否定しません。

 でも逆に、私はゼロの方が甘すぎずに飲みやすくて。たまにノーマルの赤いラベルのを飲むと甘すぎてびっくりします。コーラってあんなに甘かったんだね。って糖分大量に投下してある炭酸飲料に使うべき感想でもないけど。


 そう思って飲むと、結構味に違いってあるんですよね。コーラだから全部同じではなくて。コカ・コーラとペプシでも微妙に味が違う。そりゃメーカー違うから当たり前だけど、こう、語彙がないけど私はコカ・コーラの方が好きって言えるような差異がある。


 ここまでコーラの話をしてきたけど、実はサイダーの方が好きです。三ツ矢サイダーね。透明な色がしゅわっとしてて、グラスに入れると奇麗だし。単純に味も好きだけど。仕事でぐったりした帰り道、自動販売機でがしゃんとペットボトルが落ちる音を聞いて、水滴がついているボトルを掌で包んでつかの間の涼を味わったりして。そんで家に帰ったらグラスに注ぐ。しゅわっとかぽんっとか泡がこぼれないようにしながらとぷとぷ注いで、はじける泡を見つめながらぐいっと飲む。喉にはりつくしゅわしゅわ感にぎゅっと目を閉じて余韻に浸る。あー仕事終わったなー最高だな! と思う夕べ。きっと人はこれを晩酌とかでやっている。


 私はアルコール苦手だからお酒で疲れをいたわることはしないけど、きっとこれと同じような儀式だとは思っている。私の場合は炭酸飲料と甘いもので、げろげろに糖分過多だけどね。

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有澤雑記 有澤いつき @kz_ordeal

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