罪深き『悪漢』

作者 結城藍人

55

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★★★ Excellent!!!

かの愛くるしさを持つ悪漢は、時において無情な存在になりますよね。

挙げられた作品の抱える問題が、えぐり出されております。

私も辛かった。

それだけに、生き物への責任感は今でも高いです。

よき教訓となったのは言うまでもありません。

是非、御一読の上、御一考ください。

★★★ Excellent!!!

子供の頃に観た『あらいぐまラスカル』。キューっと鳴いて角砂糖を洗っちゃった場面を思い出しました。

思えば、子供時代はどんな猛獣だってかわいいのです。ライオン、トラ、ゾウ、キリン等等。

ですが、成長にしたがい、きちんとしつけをするうちに、家で飼える生き物と、そうでないものに気づくはずです。できれば、飼う前に気づいてほしいものですが。

あらいぐまをはじめとした野生動物や大型動物。崖の上に逃げたヤギに逃走したサーバルキャット。

あなたは、それらの動物を本当にしあわせにできる自信がありますか? 自己満足でかわいい時だけそばに置きたいのではありませんか? その辺を考えさせてもらえる作品でした。

★★★ Excellent!!!

受け取り手、それぞれが異なるメッセージを胸に思い描くであろう御作品から、私が受け取った印象は。
大人になるにつれすっかり忘れていた、道徳的に『善』『悪』何れに分類すればよいのか判断のつかない古い玩具。
胸の奥底に隠しておいた品を発掘されたような心地になり、今尚、感慨深く溜息をつくばかりです。

果たして、ペットを家族と呼ぶを、偽善と取るや否や。
人とペットとの関係を光に例えるメディアは多く、だからこそ、御作者様が挙げた二つの作品が伝えるメッセージについて、今一度目を向けるべきだと私は思います。

奇しくも、私の身の回りには『癒し』として『友』として『家族』として動物と暮らす方が大変多く。
ほとんどの場合、それを分かつに『死』という善悪の存在しない節目が訪れるだけ。
ですが、それと異なる幕を選択しなければならない場合。
恐らく全ての方が、愛よりも社会を取るはずで。
それが『善』なのか『悪』なのか。
きっとまた、いつまでも答えを出せない私は。
この玩具を、胸の奥底に隠したまま大人のふりを続けることと思います。

道徳の授業。必須科目。
どうぞ皆様も御作品をご覧になって、心の奥の方、隠していた何かを掘り起こしていただきたい。



ちなみに私。ラスカルが、ちゃーちゃーと鳴く生き物だったと話しては、お前は何と勘違いしているのだと笑われます。
…………ちがった?

★★★ Excellent!!!

 過去、人気となった「動物系アニメ」。

「あらいぐまラスカル」
「子鹿物語」
「動物のお医者さん」

 これらの名前をきいて、懐かしさを感じる人もいるでしょう。
 このエッセイでは、小さきころ特にあらいぐまラスカルへの可愛さを感じながらも、そのラストで語られた動物と接して生きることの難しさを書かれています。

 驚いたことに、東京23区で野生のあらいぐまが出るそうです。
 それは飼いきれなくなった人が、あらいぐまを無責任にも放ったからとのこと。
 どうも「あらいぐまラスカル」でも、成長したあらいぐまとの別れが描かれているようですね。

 昔のアニメは残酷だったけれども、大事なことも教えてくれているのかもしれませんね。