概要
私の殻を破った、たった一言の告白
「好きです…」
君は私にそう言った。
これが何回目の告白なのか、もう覚えていない。
放課後、いつもの場所で、毎日のように聞いた告白。
私は手元の本から顔をあげない。
君はすぐに立ち去っていく。
「……ばか」
私は本を閉じ、コードのささっていないヘッドホンを外した。
君は私にそう言った。
これが何回目の告白なのか、もう覚えていない。
放課後、いつもの場所で、毎日のように聞いた告白。
私は手元の本から顔をあげない。
君はすぐに立ち去っていく。
「……ばか」
私は本を閉じ、コードのささっていないヘッドホンを外した。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!勇気をだして
告白って、いくつになっても怖くありませんか?
成功すれば、天まで登る位に幸せですが、お断りされた時の事を考えてしまうと…。
お互いギクシャクしちゃう。
好きって気持ちが大きければ大きいほどに、これまでと一緒なんて無理じゃないですか?
でも、自分の気持ちを伝えたい!
他の人に奪われちゃうなんて嫌だ!!
でも、断られたらって……
勇気出さなきゃ永遠のループ。
勇気が出せない彼が、勇気を出した行動が、ヘッドホン越しの告白。
本文には、彼の気持ちは書かれてませんが、「好きです」の言葉から、彼の色々な気持ちが不思議とコチラまで伝わってきます。
2人の恋の行方だけでなく、へたれな彼の「好きで…続きを読む