第3話平山修は最弱レベルの才能<アビリティ
今日は、シュウが学校に来ていない。
理由は多分、修のアビリティのデメリットだろう。アイツのアビリティは運が良ければ最強の能力だが悪ければ最弱レベルの能力になる。
そんな感じの能力なのにデメリットは、全身が筋肉痛になることに加えて、めまいや吐き気などをもよおすというものなので正直、使えたものではない。
まぁ、そんな制限時間が20分しかもたない最弱レベルの能力を使ったということはそれほど使わざるおえない状況になったということだ。シュウが怪我をしていなか心配だ。
家に帰りついたら、すぐにアイツの家にいこう。そしてお粥でも作ってやろうと、そんなことを考えながら私は授業を受けるのだった。
「はぁ、キッツいなぁ」
と、ふとそんなことを呟く。
「くそぉ、本当に使い勝手が悪い能力だなぁ....使っただけで1日ダウンとかどんなデメリットだよ。しかもあんまり強くないし....あーあ、ホントにめんどくさいアビリティだな」と愚痴をこぼす。
大体、なんでこんなことばかり僕の周りでは起こるんだ。
まるで僕は神に見放されているんじゃないかと思うくらいに。
先月はヤンキーに絡まれるし、その前の月もヤンキーに絡まれるし・・・・って、あれ?なんか僕、ヤンキーにばっか絡まれてないか?まあ、いいや。アビリティなくても勝てるやつばっかだし、昨日みたいなのは当分来ないだろう。「さて、時間はあるんだしミステリー小説でも読むか」そういって立ち上がろうとしたときだった。視界が揺れ、僕はベットに倒れ込んでしまった。あーあ、僕には倒れるということしかできないのか、とそんな事を思いながら僕は再びベットへ潜り込むのだった。
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時刻はいつのまにか6時くらいになっていた。そろそろきてくれかなぁと思っていたやさき、インターホンがなった。「来たかな」といってふらふらになりながら壁を伝い、玄関まで行き、ドアの鍵を開ける。
「大丈夫だった?」と京佳は言う。「大丈夫だったら学校にいってるよ....まったく使い勝手の悪い能力だよな」「まぁ、そのぶん強い能力なんだしいいでしょ」「こんなのが強いわけないだろ.....」
「そういえばアンタ。なんで能力を使ったの?・・・・・まさか、またヤンキーに絡まれたとか?」
「そのまさかだよ。はぁなんでこんなに絡まれなきゃいけないんだ」「いや、どちらかって言うとアンタが見過ごさず立ち向かってるからでしょ、だから絡んでるのはシュウじゃない?」「そりゃ、そうだけど」「まぁ、でもそういう性分ってことでいいんじゃない?」「それもそうだな」
ふだんどうり話してるようにみえるが、正直、めちゃくちゃきついなぁとそんな事を思う僕だった。
平山修は最弱レベルの才能<アビリティ>!? @hirayama514
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