現実
ぱさりと、床に彼岸花が落ちて我に返りました。
「あれ、どうしたの?」
「……いえ」
白昼夢。
きっと、白昼夢なのです。
こんな話をしていたから。
「少し、ぼーっとしてしまって」
晴れも
神秘のベールは消えたわけではないのでしょう。
「これは、ごみ箱行きですね」
例えば、夢とか、その最たるなのです。
ただ、それだけです。
そう思いながら、私は拾い上げた彼岸花を、ゴミ箱へと落としました。
迷子のひがん 板久咲絢芽 @itksk_ayame
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