精霊の騎士〈Ⅱ〉風の神子、狂飆の荒神

あの事件から、早一年と半年。巡礼の旅を終えても、故郷に帰えらなかったレアンは、用心棒バーンのもとで己を鍛えながら、ともに用心棒家業をしていた。あるとき仕事で訪れたクレオナート王国では、北の民族ラムザの侵略が激化していた。ひょんなことから、レアンたちは、その戦いや王家の陰謀に巻き込まれていくのであった。


※題名の「狂飆」は「きょうひょう」と読みます。荒れ狂う大風、暴風という意味です。本当はふりがなを付けられれば良かったのですが、つけられないので、一応ここに書いておきます。言葉の響きが好きだったもので、普段使われないような言葉を使わせてもらいました。申し訳ありません。