関心の連続

吸血鬼と人間と対立がありましたが、この両者がメインとなる小説を初めて読みました。
これまでに吸血鬼の生態を表す映画や本は目にしたことがありましたが、
私がこれまで勝手に抱いていたイメージとは全く違うもので、読み進めるごとに明らかになるその細かな設定には関心させられます。

登場人物の名前はどれも覚えやすく、過去の人物なのかと調べると何名か該当する方がいました。
それを著者が考えて付けているのかは分かりませんが、これだけ設定する方だから何かメッセージがあるのだろうと
違った意味でまた面白さを与えてくれます。

世界観や単語、設定などはもちろんですが、個人的にすごいな、と感じたのはシーンの切り替えで見せるテクニックです。これは真似したい、と思うほど自然かつ、時に場面の緊張感をそのままにした状態で読者を誘導するので、驚きました。

個人的にはプロローグのエリカの様子を後半でも見られたら良かったなと思いましたが、そこを求めるからこそ興味を惹かれるのだと思います。

良い作品でした!

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