夢見る高みの果てに~日常の呟き~

すたりな

第1話 殿下と令嬢~異世界転生



 ※この話は夢を壊すお話です。

残酷なことや暗い話が苦手な人は見ない方がいいですよ。

 また、読みやすさなどは考慮されていません。



――この世は残酷だ。


 そう、つぶやかざる得ないと思っている。


 そんなことを当たり前だと思っていた。

 

 そんな思いを胸に秘め、私は生きていく。




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――――殿下と令嬢――――


 なろうやカクヨムなどで、多くの話を読んできました。

その中でよく見かけるのは、ある国の第一継承順位をもつ王太子である殿下と、令嬢の話です。


 さすがご都合主義と言いますか、都合よく婚約者になってるわけです。


 そして決まって、婚約破棄されるといった内容だ。そこで思うのです。


――どんだけ王太子殿下がいるのかと?


 日本の皇族と呼ばれる方々にも殿下もたくさんいる。で、継承権があらかじめ決まってたりする。


 継承権が無い殿下なら世の中に腐るほど居るでしょう。

同じような理由で令嬢と呼ばれる人も多い。


 この日本でさえ令嬢と呼ばれるひと達は数多く居る。


 大手企業の娘さんだったり、不動産を数多く持ってる大地主などが該当する。

しかし、継承権1位の王太子殿下はまた違う。


 一体どんだけの国があるのだろうか?下手すると継承権第1位の殿下の人数だけで国が作れるんじゃないか?

 いっそありとあらゆる殿下を集めた作品を作るというのもありかもしれない。



 もちろん現実のように完璧超人の王太子殿下の話も少なからずあったりするが、大抵婚約破棄を令嬢に告げる相手は決まって凡愚、平凡、凡骨。



 話を面白くするためには致し方がないのかも知れない。



 最近そうゆう話が多く、面白くなりそうな話はたくさんあるのに、最初の第一印象で見られなくなる話があるのは残念に思う。


 出版社などで何かの書籍するためには、斬新奇抜なインパクトが必要になると思う。



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~~異世界転生~~


 そう、これらも最近増えている。

数年前なら斬新だったので、異世界転生というだけで見られる事は多かった。

最近は、傾向が変わってきているかもしれない。


 アニメ化されているのは、大体2014前後の作品が今のアニメ作品になっている傾向が強い。


 異世界転生という新しいジャンルを確立した結果、読まれる確率は高いものの、最初のインパクト、それからそのままスピード感がある作品ほど面白かったりする。


――ただし、面白い=書籍化やアニメ化には繫がらない。


 面白い以外の何かの惹きつける要素が必要になってくるかもしれない。


 面白いだけで、書籍化するまでに数年かかる小説はざらにあるし、数十話程度で書籍化する作品もある。


 ――その違いは何か?


 そう、出だしなどのプロローグのインパクト、奇抜なスピード感がある作品は書籍化しやすい。


 あと、書籍化しないからと言って、自費出版は辞めた方が良い。


 それは評価に繫がらないケースが多すぎるからだ。


 例えば、百冊自費出版してるとしたら、実際売れるのは一冊のみである。


 それは、面白い以外の要素が必要になってくる。


 ほんの内容よりも、認知度、マーケティング戦略が必要に迫られる。


 大抵の人は、面白いだけで、売れているのでは無く、出版社のマーケティング戦略の力があるからと言っても過言では無い。


作品の認知度、作者の知名度、そしてすべては出版社のマーケティング戦略に関わってくる。





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