鷹匠に関する考証の緻密さ、深さにまずは圧倒されます。
格好良くて絵になるビジュアルしか知らなかった鷹匠が、こんな奥深い世界を生きているんだ、という驚きがあります。
狩りの世界における命のやりとりや引き継ぎといった生命観も、静かながら力強い文章が迫力ある描写をしていると感じました。
タイトルにもある、天空の覇者と言う言葉がしっくりきます。
読んでいる内に大空の空気を感じられることうけあいですが、ぜひ時間を取ってゆっくり読むことをおすすめします。
現在、作者さま改稿中とのことですので、楽しみに続きを待ちたいと思います。