人狼の甘く切ない恋物語

まずは人狼の説明を。
この作品における人狼とは、人にも狼にも変身できる種族のことである。
彼らは人間の姿で産まれ、生活する。
しかし、望めばいつでも狼になることができる。
その二つの姿を使い分けて巧みに生き抜いている種族だ。
しかし、メインキャラの一人レティリエは狼になることができない。
彼女には狼の耳としっぽが生えているにも関わらずだ。
そんな不完全な彼女は村の人狼から厄介者扱いされ、辛い思いをする日々を送っている。
しかし、彼女はめげない。
それは彼女の芯が強いから?
確かにそれもある。
だが、もっと大事なことが……。
それこそが、もう一人のメインキャラグレイルの存在だ。
彼は人狼の村一番の強さを持ち、誰もが彼に一目置いている。
誰と番になってもいい、両手に花の彼だが……。
幼き日の思い出か、それともどこか惹かれるところがあったのか彼はレティリエが好きなのだ。
けっして、面と向かって言うことはない彼の秘められた思い。
そして、それを感じているのかそれとも偶然かレティリエも彼が好きなのだ。
しかし、両思いでハッピーエンドとはいかないのがこのお話(いや、最後には……)
前述の通り、グレイルは村一番の人気者。
一方、レティリエは村一番の嫌われ者。
そんな二人の恋には障害だらけ。
仲間の人狼からは認められないし、しかも事件に巻き込まれたり……。
果たして、彼らに幸せなラストは訪れるのか?

ぜひ、読んでみてください。

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