美少女たちのパーティー【なずみのホラー便 第72弾】

美少女たちのパーティー

　イザベラが通うハイスクールは美少女が多いことで有名だ。イザベラ自身も美少女であると自負していた。

　ある日、イザベラは自宅にてハイスクールの美少女限定のパーティーを開いた。

　総勢１２人の美少女が集合したパーティーにて事件は起こった。

　突如、７人もの若い男が押し入ってきたのだ。

　美少女たちを銃で脅しつけた強盗どもは、家中を荒らし金目の物を奪った後に言い放った。「お前たちの中から１人だけ人質として連れて行く」と。

　震えあがる美少女たちにお構いなく、男たちは品定めを始めた。

　これは、”ただの人質”で済むわけがない。

　雄の欲望を剥き出しにしたクズどもは、１２人の美少女の中から１番ホットでクールでキュートでセクシーでビューティホーな者を連れていこうとしているのだ。

　男たちの票は割れた。

　シンディに２票、サンドラに２票、ケイシーに１票、ジルに１票、ステファニーに１票であった。

　イザベラは、男たちは全員一致で自分を選ぶはずだと確信していた。そうでなかったばかりか、自分に票を投じる者は誰一人としていなかった。

　床下に隠していた火炎放射器を取り出したイザベラ。

　そして彼女は、男たちを焼き殺した。

――fin――