★★★ Excellent!!! 「どすこいっ!」。改めて、この単語の良さを痛感した。 時織拓未 随分と久しぶりに大澤めぐみ氏の作品を読んだ。「中年おじさんの作り方」で興味を持ち、「部屋にオカマの霊がいます」に喝采を贈って以来だろうか。 知らぬ間に短編の層が積み上げられ、「月日の経つのが何と早い事よ」と嘯く自分がいます。 その中からランダムに選んだのが本作品。 やっぱり面白いわ。 通勤電車の中でも笑える。爆笑とかニヒルな苦笑とか、そんなんじゃない。微笑ましいとも違うくて、何か元気を貰った時の受領書みたいな笑い。 短編にはMax2つが信条ですが、星3つ付けました。 レビューいいね! 0 2021年2月8日 19:07
★★★ Excellent!!! 救い 武州人也 主人公の苦悩と失望を描いた序盤の克明な心情描写からのラストの力士登場シーンのスピード感が読んでいてとても小気味がよかったです。 レビューいいね! 0 2020年6月13日 10:09
★★★ Excellent!!! タイムリーですね 梧桐 彰 序盤が練りこまれていたので思わず引き込まれたのですが、そこからうっちゃりを食らったみたいな気分でした。さすが。 レビューいいね! 5 2020年6月12日 11:24
★★★ Excellent!!! 人生にときおり訪れる限りなく美しい瞬間 イトリトーコ 人生は何があるかわからない。 それは順風満帆から思わず躓いて転落をしていくというようなこともあれば、 どん底にいて思いもよらない形で手を差し伸べられることもある。 自殺しようと川に飛び込んだら力士20人に助けられるなんて思わないじゃないか。 嘘のような本当の話が現実にあり、この小説はそんな嘘のような本当の話を、さらに純化したフィクションだ。 自分が既定路線だと信じ込んでいた不幸、自分の運命だと思っていた不幸がふいに打ち破られる驚きと喜び。 力士たちはまるで生命力の象徴だ。 どすこいはハレルヤだ。 叫べ! 声を張り上げ! 拳を振り上げ! 「どすこーい! どすこーい!」 世界はそのとき限りなく美しい。 レビューいいね! 4 2020年6月12日 10:42
★★★ Excellent!!! 亞良川に響き渡るどすこいの声 こむらさき 絶望した多感な少女の絶望を救うのは20人の力士だった…? 失恋も失敗も亞良川の豊かな水流と、そこに住まう力士たちが押し流してくれる…。 そして、あなたはこんなにも美しい世界を見てこういいたくなるだろう「どすこい!どすこい!」と レビューいいね! 2 2020年6月12日 10:20
★★★ Excellent!!! 力士の波が来たのか? ムネミツ おそらくあのニュースから発想を得たのだと思います。 力士たちの功績は讃えられて良い物ですし 人物の掘り下げも良かったと思いました。 レビューいいね! 2 2020年6月12日 10:19