オレたちは、ずっと――。

幼馴染みで仲の良かった美冬と秋人。しかしある日、秋人の目になにかが入ってから、彼の美冬に対する態度が変わりだして……。

前半、美冬に突然冷たい態度で接し始めた秋人の心境がわからず、読んでいてソワソワしました。そして後半からの思いもよらない展開。そしてラストは……。

今回も作者の筆致に驚かされましたね。手のひらで転がされるように、読んでいて、気持ちがどんどんと変化していきます。
それでもラストは後味の良い爽やかな青春を味わえました。大満足の短編です!

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