チョコ王国

のの(まゆたん@病持ちで返信等おくれます

第1話

森に住む魔法使いの弟子のわん子さんの元に誰かが訪ねてきました。



「こんばんは!わん子君!」「あ!リアンさん!」


「先日はエイルが迷惑かけてごめんね。・・エイルの作った手製チョコのせいで

 しばらく寝込んで大変だったみたいだね」冷や汗を流しつつリアン


リアンはエイルの従兄・・彼女の武官でもある


「大丈夫ですワン!」


「わん子さん」とエイル 「エイルさん!」とわん子

あぁぁ今日も可愛い うっとり 僕を心配そうに見つめてくれるワン!


「僕が作った食べ物あわなかっただよね。ごめんね

 今度は口に合うもの作ってくるね」 エイル


「・・気持ちだけで十分だよね。ワン子くん。」


青くなり 微妙なひきつり笑顔になりつつも

さりげなくフォロー?をするリアンさん

(わさびと唐辛子が中身のチョコ・・(汗))


「はい!ですワン!ワン!有難うです。」


「あ、これ!クッキーとチョコの詰め合わせ 美味しいよ」


「有難うです!リアンさん!」


「そういえば チョコの原材料は

 遠い国から出来て運んでくるですよね!


「 リアンさん 物知りだし、あちこち行ってるですよね。

 もしかして、どんな国か知ってます?」


「うーんン 確か・・ 極寒の国でね!」


「 え?ワン (暑い国でわ?)」


「国中が チョコで出来ててね。」


「そう・・ 橋も 道も 神殿もお城も民家も

チョコをレンガのようにして 組み立てるんだよ。

なんて言っても 極寒の国だから チョコは溶けずに済むだよ。」


「 り、リアンさん?」 (信じちゃうよ ワン子)


「だが 恐ろしい事に その国では・・

一年に一度 いけにえ として

 巨大な大鍋に チョコを溶かし込み 」


「その鍋に ヒモでぶら下げた、いけにえを ドボン!」


「それから いけにえを 引き上げ 凍らせる事で、

神に捧げるチョコ人型の出来上がり♪

ワン子くん!なってみたいかな?」 にっこり微笑む リアンさん


ワクワク 鍋いっぱいのチョコ・・

チョコ わん子・・ 可愛いかも!


キラキラ うふふワン・・


「? あれ 」とリアンさん


エイルさんは 可愛いほっぺを膨らませ、ちょい怒って

「もう リアン兄さん駄目じゃない!

すっかり 信じて チョコワン子になりたいみたいじゃない!」



くるり と振り返り ワン子は目をキラキラ 輝かせ

「 リアンさん♪ どこにあるんですかワンワン!」


「 え・・(汗) とりあえず紅茶でも 入れようか」

言葉に詰まるリアンさんであった。

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