小説家初心者の定義とは
室園ともえ
はじめに
皆さんはじめまして。室園ともえです
最近はSNS、主にTwitterを徘徊していると例のウイルスの影響もあってネガティブなニュースをよく見かけますね。
「誹謗中傷」がTwitterのトレンドに入ったときは長い間の自粛期間で国民の中に不安や怒りが溢れかえりそうになっているんだなと感じました。
それぞれが辛い状況の中、ちゃんと自粛できていたと思う人は自分を褒めてあげてください。
毎日仕事できてえらい!
宿題を期日までに提出できてえらい!
毎朝早起きできてえらい!
生きてるだけでえらい!
あなたのその頑張りで、身近な誰かの命が守られたのかもしれないのですから。
急に上から目線ですいません。
話が脱線してしまいましたね。
今回は小説に様々な形で関わるいろんな方々に聞いてもらいたい話があります。
これから小説を書き始めようとしている方は特に聞いてほしいです。
1年ほど前、自分は小説を書き始めました。
当時はほのぼのホーム系ラブコメ(勝手に自分がそう言ってるだけ)が流行っていたので、その流れに便乗して『バイトの先輩が俺だけに甘すぎる件』という糖度高めの恋愛ものを書いておりました。
今見返してみると、中々に酷い文章です。
まだPVは3万程度ですが、ワークスペースを開いたときにPV数が増えていると
「また誰かが読んでくれたんだなぁ」
とほっこりした気持ちになります。
これから小説を書こうと思っている人はいつか自分と同じ気持ちになると思います。
『○○さんがフォローしました』
『○○さんが応援しました』
自分は少し空いた時間に通知を確認するようにしていますが、こういった1つ1つの反応に心躍らせています。
もう既に自分の作品を持っている方はどうでしょうか。
通知が来ると嬉しくなりませんか?
嬉しくない人はいないと思います。
しかし、注目作品一覧などで見かける、
「3000PV突破!」「1万PVありがとう!」
などの見出しがついている作品を見ると、
自分の作品なんてちっぽけだなぁ……と思ってしまいます。
はっきり言うと妬ましいです。そりゃね、人間だもの、仕方ない。
当然、そういった実績のある方々は自分の作品と向き合い、短所を改善し、コツコツと努力を続けた結果、成果を出されていることは理解しています。
それでも、やはり妬ましいのです。
それは、自分も小説家の初心者なりに努力しているからです。
やはり努力は報われないと次のやる気に繋がりません。
でも、ふと思ったんです。
「なんで自分はそんな格上の人を目標にしているんだ」と。
別に最初から格上と勝負する必要はないのではないか。
確かに、彼らは自分の「目標」ではあるが、自分がなりたい「結果」ではない。
そう考えるようになりました。
小説を書きたいと考えている方はどんな形であれ、本や読書が好きなのだと思います。
しかし、これまで読む専だった人が今までに培った知識だけを武器に、プロの方々と渡り合えるかと言ったらその可能性は万に一つもないでしょう。
(例外はあるからね、何事も)
語彙力や文章力、構成をどうするのか……etc。
プロと比較すれば足りない知識なんてざらにあります。
だからとはいえ、初心者だから書くなと言っているわけではありません。
挑戦するには自分なりに武器を持っておく必要があります。
ゲームでボスに挑む時に丸腰で挑みますか? 成績学年上位陣に肩を並べようとする際に前日徹夜で勉強すればいいと思ってませんか?(脱線してる気がするけど突っ込まんといて)
ないですよね。そう、ないんです。
(異論は認める)
しかし、初心者には初心者専用の武器があります。
それは「経験の少なさ」です。
は? 何言ってるんすか、と思われた方、少しお待ちください。
少し例え話をさせてください。
ある程度の実力があるスポーツのプロというのは、どうすれば効率が良いか、勝ちやすいかなどを研究し、自分なりの戦い方を持っています。
自己流で高みを目指したり、他の誰かから得たものをアレンジしたりして、そのスポーツに対して自分なりの「解答」があるのです。
初心者が彼らプロに対して持ち合わせているものは何か。
それは「何もない」からこその「柔軟さ」だと思うのです。
あ、別にプロの方々が柔軟性ないって意味じゃありません。
経験がないからこそ、他の何かから取り入れようとする。
そこから得た経験を自分の中で再構成することが出来る。
ゲームでいうと、あまり育っていない状態で強い敵に勝つと経験値が上乗せされて貰えますよね?
その原理です。
これが初心者の特権です。
ビギナーズラックというやつです。
今までライトノベルしか読んでこなかった人は誰かの人生論を読んでみるのもよし。
漫画しか読んでこなかった人はその漫画の小説版を読んで、同じシーンが文字だけではどう表現されているのか調べるもよし。
そこで得た知識が、自分の型にすっぽりハマって思わぬ化学変化が生まれるかもしれません。
取り入れ方、組み立て方、その全てが「自由」です。それをはめる型の形も「自由」です。その「自由」を武器にするのです。
そして、自分のオリジナルを見つけてみてください。
誰も知らないあなただけの作風を生み出してください!
え?
お前は自分だけの作風持ってるのかって?
……発展途上です。はい。
長々と上からすいません。
今回は自分と同じような立場の方々に向けた、初心者からのメッセージでした。
これから始めようと思っている方、ぜひ頑張ってください!
あなたには無限の可能性があります!
今頑張ってるけど自分と同じで伸び悩んでいる方、一緒に頑張りましょう!
いっそのこと新しい作品を一から考えてみるのもいいかもしれない。
既に成功を収め、自分の目標を達成した方、途中で妬んでいるとか言いましたけどそれ以上に尊敬しています!
これからも頑張ってください!
自分の伝えたかったことそのまま書いたので多少上からなのは目をつぶってくださると幸いです。
余談ですが、もしお時間宜しければ僕の作品読んでみてください。
第三者からの意見を取り入れたいんです。感想とかくれたらしっぽ振って喜びます。
(少しぐらいの宣伝ぐらい許して)
それでは、ここまで読んでくださった方々、本当にありがとうございました。
良き執筆ライフを。
小説家初心者の定義とは 室園ともえ @hu_haku
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