Twitterでゼロから外国人の友達を作る方法【作家・ライター向け】

 作家やライターがゼロから外国人の友達を作る方法をご紹介します。

 僕が英語でTwitterを始めたころは、とりあえず毎日何かをつぶやいたり、だれかれ構わずフォローしてフォローを返してもらうのを待つということを繰り返していました。ですが当然のことながら僕がTweetをしても誰もいいねを押さず、フォローも返してくれないという状況がしばらく続いていました。

 このような虚しい状況を避けるために、僕は「#WritingCommunity」というハッシュタグを活用した方法をご紹介したいと思います。これを使うことで、世界中のライター仲間とつながることができます。

 手順の概要としては以下のとおりとなります。


①英語用のTwitterアカウントを用意する

②プロフィールを作成する

③最初のTweetをして固定しておく

④毎日何かをTweetする

⑤誰かの質問にコメントする

⑥タグの活用


 以上です。それでは順番に説明していきたいと思います。



①英語用のTwitterアカウントを用意する

 まずは英語でTwitterを始めるためのアカウントを用意します。もうすでに日本語のアカウントを持たれている方は別途もうひとつアカウントを作成することをお勧めします。作成方法については割愛させていただきます。



②プロフィールを作成する

 英語でプロフィールを作成します。Twitterで「Writer」や「Author」と検索し、ヒットした人のプロフィールを参考にしてみてください。作成するプロフィールの中に「#WritingCommunity」を追加することもお勧めです。


 ご存知ない方のために、この「#WritingCommunity」というハッシュタグの意味についてご紹介したいと思います。Writing Communityとは文字通り「書く人の集まり」です。最初僕はこのライティングコミュニティーという団体が本当に存在し、その会員になった人たちだけがこのハッシュタグを使うことを許されているのだと思っていました。ですが実際には「私は物書きです」「私は物書きを目指しています」といったことを表明するハッシュタグであり、誰でも気軽に使用することができます。そしてこのハッシュタグを使用することで、世界中のライターから仲間として認知してもらえるようになります。

 補足として、僕の経験から実感することは、このWriting Communityに所属(という言い方は適切ではないかもしれませんが)している人たちはやさしい人が多いです。「フォロワーが100人を越えました!」とか「500人を越えました!」というようなTweetをすると「おめでとう!」といったコメントを返してくれます。そしてさらにフォロワーを増やすためにリツイートをしてくれたりします。仲間同士、助け合いの文化があるということをしみじみ感じます。



③最初のTweetをして固定しておく

 自己紹介のようなTweetを投稿し、それを固定しておきます。方法については割愛します。

 このTweetをするときに、できればショートストーリーや詩のような短めの文章を作成し、それをGoogle翻訳などで英訳してからインターネット上のどこかに置き、そのリンクを貼っておくことをお勧めします。「私はこんなジャンルのこんな文章を書いています」といった名刺代わりの文章です。


 ちなみに僕のアフリカ人の友達は、僕が彼のTweetにいいねやコメントをするたびに僕の作ったゲームを紹介した固定Tweetをリツイートしてくれます。本当に、ありがたいです。



④毎日何かをTweetする

 とりあえず毎日何かをつぶやいてみましょう。たまにいるのですが、一切何もTweetがないままフォローをしてくる人がいます。単にフォロワーを増やしたいだけだったり、あるいはフォローを返したらDMで広告を送ってきたり金銭を要求してきたりもします(実際にそういったことがありました)。

 信用を高めるためにも、あらかじめ何回かは呟いておくとよいです。

 英語でTweetするのに際して、まずはGoogle翻訳を開き、日本語で入力します。念のためここでGoogle翻訳の使い方のコツをご説明します。

 英語が日本語と大きく違う点は、「主語や所有格を省略しない」ということです。

 例えば日本語で次のような文章を書いたとします。


「辛い時には誰かにそばにいてもらえるだけでうれしい。」


 僕はこれを一般論として書きました。けれどもこれをGoogle翻訳で英訳すると次のようになります。


"I'm happy that someone can be with me when it's hard."


 これではあくまで僕個人の体験談になってしまいます。

 これを再びGoogle翻訳すると次のようになります。


「辛いときに誰かが私と一緒にいられて嬉しい。」


 この場合、「誰が(主語)」辛いのかや「誰の(所有格)」そばにいてもらうのかを意識しながら文章を書かないと、翻訳したときに意図しない結果になったりします。ちなみに上記の文章を一般論として英訳する場合には、次のような入力になります。


「辛いときに誰かが一緒にいるということはうれしいことだ。」


 こうすることで、Google翻訳での英訳は次のようになります。


"It's nice to have someone together when it's hard."


 これで、一般論らしくなったと思います。

 このように英語の特性やGoogle翻訳の特性をふまえながらTweetをしていきましょう。



⑤誰かの質問にコメントする

 #WritingCommunityというハッシュタグを検索すると、たくさんの質問スレッドが見つかります。

「あなたの好きなアニメは何?」といった簡単な質問から、「この写真の人物はだれ?(間違った回答のみ)」といった大喜利のようなものまで様々です。

 そういった質問をする人の多くが「たくさんの人と繋がりたい」という想いを持っているので、その人をフォローしつつ、積極的に回答していきましょう。また、同じようにその質問に回答している人の中で「この人趣味が合うな」とか「この人センスいいな」と思った人にいいねを押してフォローするとよいと思います。やみくもにフォローしていくよりも、あなたと繋がってもらえる確率は高いと思います。



⑥タグの活用

 ある程度仲の良い人が増えていくと、タグ(@それぞれのアカウント)を使ったやり取りに自分が加わる場面が出てきます。

 英語でTwitterをしていると、定期的にフォロワーを増やすイベントが行われています。毎週金曜日に行われる#FollowingFridayなどが代表的で、そこでは自分が仲の良い友達やおすすめの人、あるいはフォロワーを増やすのを助けてあげたい人などのアカウントを列挙していきます。するとそこで自分のアカウントを入れてもらえた人がさらに複数の人を列挙する、といった数珠つなぎのイベントが開催されています。

 そこで列挙されている人たちをフォローしていくことが、自分のフォロワーを増やす近道だと思います。

 もしも自分がその中に加えてもらえたなら、必ずお礼のコメントを返すことをお勧めします。「Thank you so much!」や「Thank you for the mention!」、あるいは「Thanks for tagging!」などといった定型文とともに、Twitterの機能であるGIFなどを使うとより感謝の気持ちが伝わると思います。



 以上が僕が実際に体験した中で学んだ作家やライターがゼロから外国人の友達を作る方法です。

 これさえ押さえておけば、虚空にメッセージを発信し続けるような悲しい事態は回避できるのではないかと思います。

 行ったこともないような外国の人から「My friend」と呼ばれたり、「Bro(兄弟)」や「Sensei(先生)」と呼ばれたりするとなんだかとてもうれしい気持ちになります。ぜひみなさんにもそれを味わっていただきたいと思っています。


 世界をより身近に感じるチャンスを、ぜひ今から試してみてください。

 最後までお読みいただきありがとうございました!




(次回以降は、僕が英語でTwitterを始めてから今に至るまでを徒然なるままに書いていく予定です。もしよろしければ、そちらもお読みいただけると幸いです)。

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【作家・ライター向け】英語がほとんどできない僕が英語でTwitterを始めて外国人のフォロワーが1,000人を越えた話 KeY @Gide

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