第8話 イチゴの恋の行方と完結

「いーちごっ!おはよ! 」

「え、い......今なんて? いちごって......」

「あー、呼び捨ての方が友達って感じするでしょ!私のことはももって呼んで! 」

「うん!もも、おはよう! 」

「ウフッ!」

こうして友情はどんどん深まっていく。あともう1人、しゅうた。

「悪いな!遅くなった! おはよういちご、もも! 」と言ってくれた。

「おはよー!」と2人で言った。

すると、ももが「あー!私用事思い出した!ちょっと先に学校に行くわー! 」と言い、私の耳元で「いちごの恋ファイト!! 」と言い走って行ってしまった。

私としゅうただけが残ってしまった。そして、気まずいまま2人で歩き出した。

「あの、しゅうた......くん」

「あ、しゅうたでいいよ」

「あ、しゅうた、私への気持ちは変わってない? 」勇気を振り絞って聞いてみた。

「変わってないよ。最近告白したばかりじゃん」と言ってくれた。

「確かに! あのさ、私もそろそろ返事しようかなって思うんだけど、今大丈夫......? 」と言うと、

「えっ?お、おう、もう1回言うぞ............。

いちごのことが好きです! いちごが振り向いてくれるまで頑張るので付き合ってください! 」ともう一度告白してくれた。

私のことを好きでいてくれる人がこの人が初めてだ。

そして男子から告白をしてくれるなんて夢みたい。

正直今の私の気持ちは少し好きくらいだけど、このまま振ってしまったら後悔する。そう思ったので、「よろしくお願いします。」と言った。

しゅうたは目玉が出るほどびっくりした顔をして、とても飛び跳ねて喜んでいる。

それを見た私も一気に緊張がとけて、自然と笑顔になった。

ももやしゅうたに出会えたおかげで今の私がいる、2人には感謝してもしきれない!

これからも3人でずっと一緒にいたい。






もも、しゅうたへ

私と出会ってくれてありがとう。私と仲良くしてくれてありがとう。今の私がいるのはあなた達2人のおかげ。

感謝してもしきれないくらい感謝している。これからもずっと一緒にいてください!



大好きです。

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fifteen〜イチゴの決別〜 クール @kokorohima

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