断片的な語りですが、過不足がない印象を受けました。「異形」というテーマに沿った、悲しくも美しい物語です。ラストの一文が胸を打ちました。
デレク・ジャーマンの映画みたいどうしたらこの作品を読んだことになるのかかんがえさせられました何回読んでも見つかるものがすこしづつ違う私にとって「卵」はキーワードですあらゆる解釈を孵化させる前の物語だからね
パズルのように情景が組み合わさってひとつの物語を作っています。読み進むと、じょじょに全体の景色が見えてきて、最後に開けた向こうに見えるのは切ない物語の終焉です。おもしろかったです。竜の出てくる話でこういう展開になるとは思いませんでした。第1回無貌賞へのご参加ありがとうございました!https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054897276302