2度目の片想い

@wolky9

第1話

ねぇ、大好きなままでいいですか?

僕はそう心の中で呟いた。

これは僕の2度目の片思い



雨は止まないまま朝を迎える、昨日の夜僕は振られた。理由なんて知らない、それでいいと思っている。

楽しかった、たまには辛かった、会えなくてもずっと好きだった。明るい表情を浮かべ「吹っ切れた」と言ってみる。振られてから1度目の夜、何故か僕は寝れない、忘れられるはずもない恋、平気なふりをしていても、せつない気持ちは込み上げてくる。ずっと好きでも冷められることはある、「なんで君は泣いているの?」そう聞きたい、だがその一言のLINEですら送る勇気のない。

へたれだ―――

泣きたい、でも今じゃないと思っている。

隣にいて欲しい、また一緒に笑いたい。ハグもしたい。また好きって言って欲しい。そしたら僕は「まだ好き」って答えるから。

もうあの頃は戻ってこない、後悔はないと言った。

そんなのは嘘だ、後悔しかしてないのかもしれない

、未練タラタラである

これからだと思ってた。まだ好きでいてくれてると思ってた。寂しい、悔しい、でも感謝はしている

こんな広い世界で僕を愛してくれてありがとう。

思い出が蘇る、また新しい出会いがあるという言葉でこの思いは止むことなはない。

もう僕のものではなくなってしまった、

毎日のLINEだってできない、

くだらない思い出を共有することもできない、

そう思うと悲しすぎる、

「泣きたい」

目をつぶると考えてしまう、だから僕は目をつぶることをやめた。

僕はこの人に振られるのが2回目だ、わかっていたんだ、だんだん冷めていることも、別れようと思っていたことも。

ぼくは多分その頃から片想いをしていた。



だから今は2度目の片想いだ。




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