墓荒らしが暴くのは、死者ではなく謎

19世紀の英国での生活や雰囲気が良く描かれている作品でした。
主人公のジョーンズしかり、飲んだくれでもキュートなユーリ、利用する魂胆を隠そうともしてないのに嫌いになれないホイッグ警部など、魅力的なキャラクターがゆるい掛け合いをしている所は、ほのぼのします。
それに、ジョーンズの「正しい解」が常に正解ではなく、自分たちの立場や状況によっては「それっぽい答えでいい」というドライな感じが好きです。