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    四冊目 『北斗の人』への応援コメント

    すみません。司馬遼太郎と聞いて今更ながらコメントさせて下さい。
    私も例に漏れず、司馬遼太郎は紀行やエッセイも含めて全て持っているので、一人「そう、そう」と呟きつつ拝読させて頂きました。
    中学生の頃に一番最初に読んだのが『燃えよ剣』と『国盗り物語』だったので、『燃えよ剣』には燃えましたね。
    私は小説論のような難しい事は分からないのですが、司馬遼太郎作品の寂寥感の残る、ぷつんと切られたように感じる終わり方が好きで、『燃えよ剣』の最後に「新選組副長、土方歳三参る」と言うようなセリフがあったと記憶しているのですが、初めてあの場面を読んだ時に、一つの時代が終わった感覚を覚えたのを今でも覚えています。
    『峠』の最後、会津への敗走記述も淡々としていて胸に来るものがありました。

    他の司馬遼太郎作品の感想なども、また機会があったら是非お聞きしてみたいです。

  • つ、ついに小説でないタイトルが……。空の境界と月姫はかろうじて既読だけどFateはアニメ版しか知らないニワカの私などではハートを付けることさえ躊躇するページとなっています。きっと誰もが硬直しているのでしょう。勇気を出して暗黙の認知を声に出して聞いてみるのですが、なぜFGOに愛を突っ込まないのですか? 

  • 本当に今さらで大変恐縮です。読書ガイドの受賞おめでとうございました。こんなことならもっともっと宣伝しておくべきでした。申し訳ありません。石束さんのお勧めを見て私も読もうと受賞リストのURLへ飛んでみたのですが、読めなくなってる作品が多いようです(なぜ?)。特に萩尾望都の『11人いる』はコミックもOKだった!ことを思い出させてくれる貴重なエントリーなので是非内容を確認したかったのですけど。
     たまたま今『東京卍リベンジャーズ』っていう漫画を読んでいまして、いわゆる不良のサクセスストーリーなんですが、実はタイムリープ要素がプラスされた過去改変物なんですね。そうです『JIN』不良版です。そこで私は思いました。ショートショート作成の手法で、様々な要素をカードに書いて袋に入れておき、ランダムに取り出してストーリーを作る星新一メソッドってありますよね? これを「既存の名作ストーリー」と「SF要素」をカードにしてシャッフルするのです。そうすると、ニートがトラックに撥ねられて転生したら鬼平だったとか、新撰組は全員未来の右翼政党から送り込まれた暗殺用アンドロイドだったとか、明智光秀がVR信長の野望をプレイしていたらゲームから抜け出せなくなってしまうとか、新しい組み合わせがいくらでも作れてしまうのです。いかがでしょうか? どちらのファンからもダメ出しされそうですか? そうですか。

  •  実はカレル・チャペックの『園芸家の一年』がずっと積ん読になっていまして、それを読んだらここに書こうと決めていたのですが、未だに読めていません。(どんどん積ん読が増加中)
    あまりに期間が開き過ぎて更にエピソードが増えてしまっていたので観念して書いてしまうことにしました。
     親指姫と白雪姫に並ぶ初恋の姫様とは何か? 私はこれについて三日間研究し続けました。ただひたすらに石束さんを恥ずかしがらせたいという一心が私を突き動かすのです。三つ目の姫は人魚姫か眠り姫か……とここまで書いて、強烈な既視感がありましたのでメモ帳を見直した所、書きかけの応援コメントが出てきました。これです。
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    童話!石束さんてどれだけ手広いの!? と感嘆したところで我が身を振り返りますと、確かに読書の原体験として避けては通れないジャンルかも知れません。私の最初の本との出会いはたぶん四歳くらい。毎晩、幼い私の枕元で涅槃仏みたいになった母親が読み聞かせてくれる(訪問販売で買わされた)日本むかしばなし全集と、(後に追加で買わされた)世界の童話全集ということになるでしょうか。そう言えばこれを書いていて唐突に思い出したのですが、フィルムをスライドショー形式でモニターに表示しつつ、シーンに合わせた音声が出る童話の再生機(?)のような物も買わされていましたので、どうやら当時の彼女は児童用教育商材に引っかかりやすい性質を持っていたのは確かなようです。
    帰宅して商品と値段を初見の父親が驚いている姿は不憫ではありましたが、おかげで私は国内外の童話にかなり詳しい子どもに育ったのでした。
    そのような、比較的恵まれた童話環境にあった私の中で、特に印象に残ったものは「きっちょむさん」や「イソップ」のようなどんでん返しのあるおはなしでした。この頃から既に話に落ちを強要する私の資質が発露していたのです。四つ子の魂百まで。
    さて、ここで石束さんが挙げられていた数々の童話タイトル。無造作に散乱している物を見かけると整理・分類したい欲求に支配されてしまう私。巨大な釣り針を前に、しかしまたここで中途半端なことを書いてしまうと、残りのレポートを早く提出するようにと迫るどこかの大学教授のようになった石束さんから宿題を増やされてしまうので、大分類だけ考えてみますと、以下のような要素にだいたい収まるのではないかと思ったのです。
    ・教訓を含んだ話
    ・笑い話
    ・悲しい話
    ・ロマンス
    ・妖怪おばけの類
    ・史実、伝記、歴史物
    ふと『さるかに合戦』とか『花咲爺さん』とか『浦島太郎』はどの分類なのか? と考えると、何処なのか分からなくて悩んでしまいました。なんとなく教訓を含んではいるけれども、その部分がなくても物語としては成立しているし、変わらず語り継がれてきたと思うんですよね。
    実を言うと、つい最近にも『園芸家12カ月』をツイッターでお薦めされていたところでしたので、チャペックもタスクには入っていたのです。
    (※なぜか突然ここにチャペックが入っている)
    三大お姫様と言えば、あとは寝ている方か魚の方かになるのですけど、初恋と仰るからには
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    はい、そうです。このあと三日ほど姫様について調べているうち、いつの間にか時間が経過していたのですね。目の前を別の物が横切るとさっきまでしていたこともほったらして「あ、ちょうちょ〜」と追いかけてしまうのです。
    で、初恋の姫様ですが、ラプンツェルは姫様ではないし、人魚姫、エリーザ姫、氷姫、カエル姫、眠り姫、の中に答えがあると見ました。このうち眠り姫は所詮外見の美しさと出自の権力目当てで王子に助けられた女ですから、幼い石束さんが思い入れを持つにはエピソードが少な過ぎます。基本的に姫などという存在はトロフィーワイフであり物語の主人公にとってハッピーエンドの報酬としての役割が多いものです。エンドウ豆の姫に至っては頭かち割ってやりたい。しかし、この中で最初から能動的に行動し悲劇に終わった姫が一人だけいます。それこそが……。

  • 参加賞おめでとうございます。
    ヽ(`▽´)/🎉
    おすすめがたくさんあると、何を推すか悩みますね。

    作者からの返信

    お祝い、ありがとうございます。
    ほんとにねー。後で思い出して「くっあの時あれを思い出していれば」とか思います(笑)


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    ご紹介いただいてありがとうございます。(〃∇〃)
    名前が出てきてびっくりしました。(゚∀゚)

    ごんぎつねは何度読んでも切なくなります。知ってる本がたくさんあって懐かしくなりました。
    童話っていざ自分で書いてみると難しいものですね。
    子供も楽しめるようなお話が童話なんだろうと思います。
    本を開けば、どこか不思議な世界が広がりますね。
    大人になって読むとまた違う感覚だったりします。

    日本昔ばなしも西遊記も、イソップ童話、グリム童話、アンデルセンも楽しくて夢中になって読みました。名作揃いです。
    今、思い出したんですけど、笠地蔵も好きでした。

    語り継がれて、みんなが知ってる物語がたくさんありますね。

    懐かしくなったので、図書館でいくつか借りようかなと思います。
    (≧∀≦)

    追記
    いえいえ、びっくりしたけど嬉しかったです。(*^▽^*)
    面白い本を見つけたら、また近況ノートにでも呟きます。
    それにしても、石束さんは読書家ですね。

    作者からの返信

    >>びっくり
     いやほんとに、びっくりさせてごめんなさい。
     童話はホントに面白くて、今回の催しも参加したかったのですが、リアルでもカクヨムでも色々抱えておりまして。
     参加作品はぼちぼち拝見しております。
     
    >>笠地蔵
     いいですねー。あれは最後のお一方(?)が手ぬぐいなのがもー(笑)あとおばあさんが帰ってきたおじいさんを責めないで、逆にほめるのがいいんですよね。
     
     面白いのを見つけられたら、教えてくださるとうれしいです。
     ……たぶん私も図書館に行って、整理が滞りますが(汗)


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    あ、そうですね。初出は
    S-Fマガジン 1987年10月号 52ページで間違いなさそうですね。
    https://www.amazon.co.jp/dp/B07JZFGZGD/
    当時の反応については…
    https://decoya.info/
    「barでこや」でマスターに聞いた方が早そうな気がします。

    PS.
    ここに来るたびに、長文で且つ乱文の特徴を兼ね備えた駄文を書き散らかしている私ですが、SFについては案外大人しいじゃないかと不思議に思われているかも知れません。何故なのか。それは「こいつ、SF作家の例に漏れず、実は頭がおかしいのではないか?」と看過されることを恐れているからです。以下に某所に送信してしまった駄文を添付いたしますのでご参考ください。
    ……
    800字ほどの文章を、一回貼ってはみたのですが、ついこの間も転載禁止の文章を勝手に転載した罪により、某所からお叱りを受けたばかりであることを唐突に思い出しましたので、賢い子である私は自粛することにいたしました。まさに自縄自縛でございます。

    作者からの返信

     こんなこと、ご本人にきけるわけないじゃないですかああああ(絶叫)
     ……行ったらほんとに話とかできるんだろうか。
     死ぬ前に一度でいいから行ってみたいなあ。

     いつもコメント、ありがとうございますm(__)m


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    四冊目 『北斗の人』への応援コメント

    石束さんと言えば新選組。新選組と言えば司馬遼太郎。水が下方へ流るゝが如くに自然なこととして個人的には来るべくして来た回でした。してやったり。『燃えよ剣』に『竜馬がゆく』は私の青春時代のバイブルでもあり、何か気の利いたことを言わねばと待ち構えて居たのですが、しかしながら、そう言えば私は剣道部では無かったし、SFを推進しながら正反対のジャンルを推してもイマイチ説得力がないなと気がついてしまいましたので、むしろ早めに気がついたおかげで浅田次郎の『壬生義士伝』についての2000字余りをここに貼りつけてしまう愚挙は避けられたのでした。私はSFにおけるワンダー(感)とは、既成概念を覆すことにあると考えていて、人の命が紙のように軽い戦国から幕末にかけての物語には現代人の価値観を覆す世界があると言えます。それは即ちワンダーがあったと言えるのではないでしょうか。日本には既にSFの下地が時代小説によって醸成されていたと考えれば、後のSFブームの発生は必然とも言える現象でした。とは言え、この理論は池波正太郎の『剣客商売』には当て嵌まりません。彼らはそんなには殺さないからです。ちょっと殺します。時代劇ですから。時代劇なのに人の命ではなくキャラクターに重点を置いている。鬼平だって悪党はバンバン斬り捨てているのにです。ここで私は、はたと気がつきます。一般的に元祖ラノベと言われる『妖精作戦』が1984年に刊行し、これ以降国内にラノベ文化が根付いて行くことになるのですが、翻って『剣客商売』は1972年から1989年の連載。ラノベの10年も前から存在し、その息吹に寄り添う形で人気が上昇していったことを鑑みれば、まさにキャラクター小説の元祖とも言える作品。これはラノベの歴史に修正を加えるべき系譜であり、そうして、現在の一大勢力となったラノベやキャラ文芸やSFの祖先が、実は時代劇にあったとすれば、ここで畑違いの私にも出番が訪れると言うものです。前述しました通り、ここから先の浅田次郎論は割愛いたします。
    (文章をものすごく圧縮したのでパラノイア的な内容になってしまいました)

    PS.
    ははは、見るたびに返信の文量が増えてる!
    普通、そんな三回も四回も読み返しに来ませんってば(笑)。
    ……え? 他の返信も……?

    作者からの返信

    おお……おおお。
    これ! これです! こういうのを書いてくれるのはあなたしかいないと思ってましたありがとう須藤二村さんっ! ……って、正直ここまでとは予想してませんでした(笑)1970年代から1980年初頭にかけて、ライトノベルの萌芽期という実に熱いテーマ!にまさかの「剣客商売」!(驚)「三冬さん、かわええ。」とか言わせたいんだなそうなんだな!いっちゃうけど。
    >>ワンダー(感)
     わかります。腑に落ちます。
     そこからの一文を見て、やはり私は『戦国自衛隊』(1971)を思い出さずにはいられません。半世紀前の日本で今よりもずっと厳しく「戦うな」と言われていた彼らを、半村良はどうとらえ何を思って戦国時代にぶちこんだのか。命の価値の逆転は解放だったのかそれとも回帰だったのか。……あかん。探す本が増える(笑)

    「キャラクター小説」を仮に、登場人物がストーリーの「部品」ではなく、一人ひとりの個性・思考・発言・行動の描写をこそ、物語そのものとする小説であると、仮定し得るなら。

     個性的な登場人物あってこそ、といえる池波作品は「濃厚に」キャラクター小説の色を持っているといえるかもしれません。後キャラがつおい作風といえば「柴錬」「山田風太郎」です!『真田十勇士』やら『魔界転生』とか、某ソシャゲのイベントになってもおかしくないくらい(おっとっと)歴史ものではなく「時代もの」であれば、ラノベとの親和性はもともと高かったんじゃないか、と思います。

     まあ、あの時代は、時代劇も伝奇もSFもサスペンスも何もかも全部放り込んで各自が好きなモノを取り出す闇鍋のような状態じゃなかったのかなあなどと(笑)

     笹本祐一さんの主戦場はかつてはソノラマ文庫で、『妖精作戦』だと要所でちっちゃいネタを挟んでくる十三代目戸沢白雲斎が大好きで(笑) 完結あたりは朧気なのに『ハレーション・ゴースト』の印象だけが突出して鮮明(大笑)もう一人のライトノベルの「起点」とされる新井素子さんが特徴ある文体を除けば、指向と作風的にはむしろ第一世代SF作家の正統後継であるのに対し、ラブコメでもサスペンスでも戦争でも活劇でも「なんでもできる」様に世界観とキャラクターを前面に押し出した『ARIEL』も合わせて、元祖に名に恥じない作家さんだとおもいます。『星のパイロット』も好きだなあ。
     そのほか斎藤英一郎、菊池秀行、夢枕獏、そして御大・高千穂遥。忘れてはならないのは、なんといっても富野喜幸 著の『機動戦士ガンダム』! いやあ、70年代80年代のソノラマだけで、二年くらい不自由しないなあ(笑)

    >>『壬生義士伝』
     ルイズに召喚されるのが吉村貫一郎だった、というゼロ魔の二次を書きかけたことがあるというくらい好きだったので、ぜひ『壬生義士伝』について語っていただきたいです。……いえ。もちろん普通に好きな人がコメントにこまる好きになり方をしている自覚はあります。はい。
     ああ『柘榴坂の仇討』もよかったなあ、映画は吉右衛門さんの掃部頭さまを見ただけですっごい満足しました! 『赤猫』も好きなんですが誰も話題にしてくれません。……いや、そんなことはどうでもいいから! だから是非! 浅田次郎論! 読ませて!

    PS.
    見逃して。〉〉継ぎ足し

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  • 四冊目 『北斗の人』への応援コメント

    リクエストに応えていただき恐縮です。(*^^*)
    石束さんの司馬遼太郎愛を感じるお話、一話だけじゃもったいないぐらい濃厚でした。
    面白かったです。
    司馬遼太郎ファンはたくさんいるので、皆さんこのエッセイを頷きながら読んで、読んだ後はあれこれ語りたくなるのではないでしょうか。(≧∇≦)

    そして、また司馬作品を読み返したくなりました。

    作者からの返信

     こちらこそ、『燃えよ剣』の話題を振ってくださればこそで。というか水を向けてくださったからこそ……というか、それをいいことに、というか、免罪符にして、好き放題させていただいたという。
     今、楽しく書かせていただいて、幸せな気持ちでいっぱいです(笑)
     ありがとうございました。

     石束の趣味が野放しになっているエッセイですが、これをきっかけにまた本を開いてくださる方がいれば、うれしいです。
     そして語りたくなるということなら。
     私自身が聞きたくって話したくって仕方ありませんとも(笑)

     メッセージありがとうございました。いずれまた。

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    二冊目 『妄想銀行』他への応援コメント

     web作家の多くの方が、アニメ化を目指した果てしない夢を抱きながら、その人生の終わりで、なんて答えるのか。……みたいなことを置き重ねて考えてしまいました。
    石束さんに言われて改めて見直すと、メーテルリンクの単なるオマージュのように感じた小学生の頃とは、また違った趣きを感じます。諦観を覚えた今から見れば、自分の人生は無駄ではなかったと救いを見た気になるのでしょうか。
    実を言うと、私は学生時代から野球に限らず団体競技自体を避けてきた人間なので、前半のお話はチンプンカンプンだったのです。そんな私でもスローカーブ楽しめるのだろうか? と考えたのですが、たぶん無理ですね。何かを楽しめるかどうかは、知識や体験の前提の上に立脚していて、それを知ることこそが人生の醍醐味なのだと言うことだったのかも知れません。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    >>果てしない夢
     意図してなかったのですが、そんな感じにも見えますね。
     でもそこを「重ねる」と夢叶わなかったから最後に自費で……とか、想像しちゃって心臓が苦しくなるので、想像するのをやめました(あぶら汗)
     と、それはともかく。
     メーテルリンクの例の話との違いは「二度目がない」という点かなあ。次の『鍵』いらないですもんね、あの話。「……ま、いっか」で納得しているように読めるし、共感できたりもするあたりが痛いような温かいような感じです(遠い目)

    >>スローカーブ
     サッカーのポジションを「キーパー」しかしらないころにサッカーのノンフィクションを読んだ事がありますが、きっとその時のわたしの気持ちが、今のお気持ちと近いのではないかと思います(汗)
     ついついわかる人すらわからないかもしれない呪文のような記事をかいてしまって、汗顔の至りです。おっしゃるとおり自前の歯車とジャンルとが「かみ合う瞬間」というのが、あるのかもしません。もしそんな機会があるとしたら、それはとても幸せなことなんだろうな、と思います。

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    一冊目 『富豪刑事』への応援コメント

    国内の刑事ドラマを紐解けば、かつては以下のような番組が人気だったようです。
    『キイハンター』(1968年〜1973年)TBS
    『大都会シリーズ』(1976年〜1979年)日本テレビ
    『大空港』(1978年〜1980年)フジテレビ
    『Gメン'75』(1975年〜1982年)TBS
    『太陽にほえろ!』(1972年〜1986年)日本テレビ
    『特捜最前線』(1977年〜1987年)テレビ朝日
    どうやら、刑事ドラマには世代間ギャップが存在し、カテゴライズには終了年でソートする必要がありそうです。一例として、当時は歩道を横一列になって歩く集団を、「Gメン75歩き」などと呼ばれて迷惑がられたそうですが、当然ながらこれはアラフィフ世代にしか通じません。むしろ今だとキムタク主演のドラマ『HERO』(2001年/2004年)のオープニングの印象の方が強いため「HERO歩き」と言わねばならないのですが、HEROの汎用性が高過ぎて何のことか分からない問題があります。
    本件のドラマ枠からは若干外れてしまいますが、映画『新宿鮫』(1993年)、は私にとって警察物のターニングポイントとなる作品でした。一応、NHKBS2では1995年4月から一カ月間の枠ながら複数年に渡ってドラマ化もされています。
    これまで警察は正義の執行機関として描かれていましたが、新宿鮫では警察組織そのものが主人公にとっての敵勢力となります。当時は、1980年代から後半にかけて警察組織の不祥事や隠蔽体質、不正捜査などが社会問題となり、暴露本などが話題になっていましたので、それまでの正義像ではリアリティが保てなくなった背景もあったかも知れません。この組織内対立の系譜は、後の『踊る捜査線』や『相棒』にも引き継がれています。
    警察物から話題を強制転換するのが難しくなったので、『家族八景』と『七瀬ふたたび』はまたの機会にしたく思います。
    P.S.
    『エンジェル・ハート』と小説でそれぞれコラボしてたんですね。知りませんでした。小説でもモッコリとか書いてたんでしょうか。『刑事ヨロシク』のほうはYouTubeの違法動画で観てみたら、なんか薄っすら記憶にあるような。日曜ゴールデン帯に1桁視聴率を叩き出し僅か10回で打ち切りと書いてありました。知らないのも無理はなかった……。

    作者からの返信

     そうだ!『Gメン75』! なんで忘れてたんだ! 『富豪刑事BUR』第二話のラストで香港に旅立ってるのに!(上級者向けのボケ)

     ――てか、ツッコミそっちですかっ!(笑)

     映画『新宿鮫』!真田広之の『鮫島』がもー(笑)「部下の一人もいない警部」の島流し感がハンパありません! わたしも大好きです(笑)なんでシリーズ化しなかったんでしょうか! あと原作が、北条司さんとコラボしていましたが、ご覧になりました? 
     そしてアニメの雰囲気と通じるような気がして『刑事ヨロシク』(1982年5月16日‐8月22日)を入れるべきか、真剣に悩みました。

     あと……うん、わたしも放映終了年でソートした方がよさそうな気がしてきました。ピントが合わない感じがしてまして。
     >>『家族八景』と『七瀬ふたたび』
     これは! 二村さんの感想(解説?)を読みたいです!

    編集済
  • 一冊目 『富豪刑事』への応援コメント

    ふむふむ、富豪刑事ですか( ̄▽ ̄)私も昔読みましたねぇ。
    記憶が軽くうろ覚えなんですが、登場人物が色んな俳優さんとそっくりだったんじゃなかったでしょうか。確か漫画版もあったような……愛車はキャデラックでしたか?後はやたらとライターを忘れる描写が多かったような……あれ?他のと混ざってます?( ゚д゚)

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。 あってます(笑)
     アルフレッド・ヒッチコック似の警視。ジャン・ギャバン似の警視。グレン・フォード似の警視。ハンフリー・ボガード似の警視。(このお話は日本の警察署が舞台です)通勤にも使う車は真っ赤なキャデラック。250万のロレックスを腕に巻き、バーバリーのフルオーダーの背広で雨の下を歩き、時々10万円のライターを忘れる……揣 さん。完璧。(笑)