大噴火

次の日の朝、


「カトさん、ルイスさん、ステラさん。

ありがとうございました。

また、遊びに来ます」


「こっちこそ、ありがとな。

こんな立派なところにも泊まれたしな」


なんだか寂しいな。


「それから、ユルの師匠として頑張れよ」


「はい」

カトさんたちと別れの挨拶をしていると遠くの方から


((にげろー!!

噴火だー))


「ステラ姉さんは長老に伝えて、

ルイス姉さんは一緒に噴火口に来てくれ。

裕翔たちはこの四季島から脱出しろ」


「はっ、はい」


僕たちは四季島から脱出した。


しかし、後悔した。

それは、数日後の冒険者たちの噂を聞いたからだ。


(いやー、聞いたか。

四季島は壊滅状態だってよ、

その上、立ち入り禁止になってるらしいぞ)


(そりゃ、そうだろ。

四季島の真ん中にある馬鹿でかい山が噴火したんだから)


(いや、どうやら噴火は大した問題じゃないらしい、結界はがあったからな)


(じゃあ、何が問題なんだ)


(あの山には悪魔が封印されていたらしい)


(バカだな、悪魔なんてそんなのいないだろ。)


(俺もそう思うぜ、名前もペルーゴールとかいう変な名前だしな)


ペルーゴール?

なんか聞いたことあるんだよな、

「ユウト、今の話きいてた?」


「うん」


「確かめに行かない?」


「いや。でも立ち入り禁止だし多分行くまでの道も封鎖されてるよ」


「転移できるじゃない」


「そうだね。じゃあ確認するだけ、

少しでも危なかったら逃げよう」


「私、ユウトだけでいいわよね?

シリカは装備の整備してくれてるし、

ユル君にはまだ転移のこと言えないし」


「うーん。そうだね、じゃあよろしく」


転移"秋島"


あれ?

「シリカ、場所あってる?」

「あってるはずよ。そこに私たちの泊まった宿っぽいのもあるし」



「冒険者の人の噂話は本当だったんだね。」


「ねぇ、ユウト。

ルイスさん達大丈夫かな?」


「探そう」


「待って、無闇に探したって」


「大丈夫、運良いから」


いない、ここら辺な気がするんだけど


「あなたの運でも無理なのね。

噂通りなら悪魔もいるかもしれないし帰りましょう」



そういえば、今日って何曜日だっけ?


「テルネ、今日って何の日?」


「陰の日だけど、

あっ、お祈りの時間。忘れてた」


「じゃあ、カトさん達はお祈りして…。


カトさん!」


カトさんはお祈りのための異空間から出てきたが、その体はボロボロだった。


ルイスさん、ステラさんも後から出てきたが同じ状態だった。


「テルネ、回復魔法を」


「えっ?」


ん?

「ギャンブルスキルで回復させるのはあなたの方が良いと思うけど。私は失敗したら攻撃しちゃうから」


あっ、そうだ。僕が回復させられるんだった。


ギャンブルー回復(4)

ギャンブルー回復(4)

ギャンブルー回復(4)


「ダメだ、3人とも回復できてない気がする」


「多分HPは回復出来てるわよ、

でも呪いにかけられてるわね」



~~~

※ギャンブルースキル

ダブルアップ失敗→相手を回復

ダブルアップ成功→相手を攻撃


回復の時は ギャンブルー回復(?)

攻撃の時は ギャンブルー攻撃(?)

?はダブルアップの回数で表示します。


ギャンブルースキルについては

2-9 2-2

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ユニークスキルは無いけど、lukが高いので大丈夫です。異世界物語 ピリパ @piripa

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