エピローグ

神社に幽閉された巫女や神主は病院で手当してもらい、しばらく入院することとなった。空狐は姿を消し、警察が乗り込んだときには装束さえも見つからなかった。


***


「空狐もまだまだよのう、なあ稲荷空狐いなりくうこ

天狐様てんこさまのおっしゃる通りで」

「三千年の眠りはいかがかな?」

「ええ、上々です。それにしても笠間稲荷神社もだいぶ年季が入ってきた」

「そのようですね。くくくく」

稲荷空狐が意味深に笑った。

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空狐 深山鬱金 @youyi8282

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