小さな鳥居の謎。このお話は主人公目線で進み、どこか白昼夢のような雰囲気があります。真夏の悪い夢。ふとした瞬間の哀愁のような。その鳥居がなぜそこにあるのか。その奥には、いったいなにがあるのか。境界線が曖昧な日本人は、内外、手前奥の隠れた場所に、想いを寄せる。初夏の独特な雰囲気。そして、日本人の性質が調和したある種の不気味さも感じるお話です。皆様もぜひ、ご一読くださいませ。
とにかくゾクッとします短編なので中見に触れるとネタバレになるのが歯がゆいです数分で氷をかぶったようにゾッとできるので夏にお勧めです