いずれ死に至る副作用。


 突如として世界中で流行し始めた新型感染症。
 それは重篤化すれば死亡の危険すらある、恐ろしいウイルスによるものだった。

 しかし、真に恐ろしいのは感染による「副作用」の方で……

 読んでいて思ったのは「逆転の発想」ということ。
 我々はウイルス、感染と聞くとどうしても、辛い・苦しい・痛い・怖いといったイメージを持ってしまう。
 しかし、もし、上記のイメージが根底から崩れるような事象が起こったら、果たしてどうなるか。

 一つだけ挙げるのなら、
 このウイルスの出処が人か神か宇宙かは分かりませんが、造り手は確実に悪魔だということです。