カクヨムコン9~部門変更して挑んだ理由と受賞の可能性

近況ノートで書いていたと思っていたのですが、「君と物語を自由に生きてゆくための冴えたやり方(https://kakuyomu.jp/works/16817330648273479624)」連載一年目の投稿に書いていたんですね、すっかり忘れていました。


以下その内容となります



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 ということで、今年も本作でカクコン9に参加することにしました!


 自分自身に「おまえ前回参加して二次落ちしてんじゃん」という突っ込みを入れたのはもちろんなんですが……。


 ちょうど一年前にこの作品を投稿したときのことを思い出して「懐かしいなあ」なんて応募要項見ていたら、ふと思ってしまったんですよね。


 私のこの作品って、Web小説でいう「異世界ファンタジー」なんだろうかと。まあ最初から思わないでもなかったのですが、タイトル的にも内容的にも「異世界」であるのは間違いないので前回は当然のように「異世界ファンタジー部門」で参加していたんですよ。

 ただ、一年間投稿を続け、推敲の際に何度も読み直し、今後の展開について考えていたりすると、どうにも浮いてしまうんですよね……。


 なら、どの部門だったら良かったのよってことを考えちゃうじゃないですか?(他の部門だったら受賞していたのに! とまではさすがの私も思いません笑)


 ということで、カクヨムの応募要項で各募集部門を確認してみました。するとですね、以下の部門に目がいってしまったわけです。


【ライト文芸部門】

 、お仕事/あやかし/アジアンファンタジー(中華風・和風・オリエンタル風など)/西/オカルト/ミステリー/グルメ/恋愛などがテーマの、を募集します。


 ……どうでしょうかね。

 まず、「大人の女性読者が楽しめる」ってところなんですが、これは私が勝手に思い込んでいるわけではなく、ちゃんとしたデータがあったんですよ。


 実は私、一時Googleアナリティクスで本作のデータを見ていたことがあったんです(なんかよくわからないうちに使えなくなってしまいましたが)。そのときにちょっと驚いたんですが、実は本作を読みに来てくれる方の6~7割が女性だったんですよ。


 これはさすがに(えぇっ!?)て。てか、どうして性別までわかるんだ! ってアナリティクスに突っ込んでいたのも今となってはいい思い出ですが、とにかく男性より女性の方が多かったんですよ。


 ということはつまり本作は、大人かどうか、楽しめるかどうかはともかくとして、どちらかといえば女性の方がウケがいいとは言えるわけです。


 そして明らかに「西洋ファンタジー」ではあるので、この点についても条件を満たしています。


 最後に「一般文芸に近しい文章・描写のある作品」ですが、これについては読者の方の判断になりますので、正直自分で言うのもどうかと思いますが、あえて言うのであればそちらよりの文体に近い、のではないかなあ……と。


 といったことをひとつひとつ考えてみたところ「これはもう一度、ライト文芸部門で参加してみてもよいのでは!?」という思いがムラムラと沸いてきてですね、えいや! とやってしまったわけです、はい。


 まあ密かな思惑としては、ライト文芸部門に置いておくことで、もしかしたら今まで届いていなかった読者の方の目に留まってくれるんじゃないかなあ、といったところですね。


 あっさり一次落ち、なんてことも十分ありえますし(というかその可能性が高い……)、どこまでいけるかはわかりませんが、参加する以上は今できる精いっぱいの力で投稿を続けていきたいと思います。

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前の記事にも書きましたが、部門を変えて改めて挑んだカクヨムコン9は★42、フォロー94人という結果で終えることができました。


私にとっては、出来過ぎですね……応援コメントで背中を押してくれたおだしのぶさん、本当にありがとうございました!


そして気になるのが、果たして読者選考は通過できるのか!? ということなんですが、これも前回記事で書きましたが、おそらくボーダーは上回ってくれているのではないかと。こんなこと言っておいて落ちていたら笑ってやってくださいw


仮に読者選考を通過していたとして、次に気になるのはもちろん最終選考結果ですよね? つまり、大賞あるいは特別賞に選ばれるか否か!? という。


★やフォロー数およびこれまでのコンテスト結果からすると、やはり上には上がいますので、大賞は限りなく難しいでしょうね……。


それでも、本作を面白いと言ってくださる読者の方や★、フォローで評価してくれた方のことを考えれば絶対無理と言い切ってしまうのはむしろ失礼にあたりますし、私自身がそもそも面白くないと思って投稿なんてしていませんので……。


という前置きをしたうえで、では特別賞ならどうだ!? ということを考えてみます。前回ライト文芸部門で特別賞を受賞されたのは6作品でしたが、あくまでこれは部門ごと、応募作数による目安にしかならないかと。


前の記事でもちょっと触れましたが、選考される方「面白い」と思える作品があれば選ばれる。当然ですよね。


ただ、このことについて私見を言わせてもらうと、受賞する基準って「面白い」というより「書籍化して売れる」、だと思うんですよ。出版社の方はあくまでもビジネスとして本を売っているわけなので、自ずと受賞させる条件も「Web小説としてパッケージングして売り出せる」あるいは「その見込みがある」となるわけです。


もちろん、売れると思って売り出した作品が売れない、なんてことは多々あるでしょう。むしろ売れる作品の方が少ないなんてことは今の市場をちょっと見てみればよくわかりますよね。ただでさえ「本が売れない時代」と言われているくらいですから(正しくは売れる本以外は売れない、らしいです笑)。


少し話が逸れましたが、では私の作品はどうかというと……「Web小説とパッケージングするのが難しい」これに尽きると思います。


上で書いたとおりの理由から今回はライト文芸部門で応募させてもらいましたが、純粋に女性向けかと言われると、必ずしもそうではありません。

私自身は対象とする読者の方の性別を絞ったつもりはなく、ヒロインとして登場させているラスティアも主人公の一人として描いていますので、むしろ女性に受け入れられるのは大変うれしいことでもあります。


ただ、第8回受賞作のジャンル(キャッチコピーとタイトルから簡潔に要約させていただきました!)を見てみると、ほのぼの、後宮、追放聖女、料理、怪談となっており……本作のような異世界ファンタジーはやはり難しいのかな、と。


単純に★とフォロー数が少ないから選ばれないだけじゃない? というご指摘、ごもっとも!


ただ、ひとつだけ可能性を感じているのは、94人というフォロー数なんですね。この数だけを見ると、私はランキング50位以内に入ることに加え、非コンテスト参加者の方の割合が80%以上という結果だったんです。


この数値からすると、大賞は限りなく難しいとしても、特別賞はどうだろうか? という希望くらい持っても構わないでしょう! 結果が出るまでいろいろな妄想ができてしまうもコンテストに応募した作者の楽しみの一つですから笑


しかも今回は、読者選考において「特別審査委員賞」が設けられています。もしこの賞に選ばれていれば、推薦コメント付きで最終選考に送り出してもらえるとのことなので、受賞する可能性もグッと高まります(公式のコメントそのまま笑)!


ということでコンテストに応募した作者のみなさん、結果が出るまでおおいに妄想を楽しみましょう!

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イチの書斎 一沙 @itsa

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