沙羅の悲恋に終わるのかと同情しながら物語に引き込まれていき、状況が一転してからの沙羅のクールキャラっぷりに笑いました。そして気持ちが通じ合う場面、「きゅんきゅん」するという一般的な表現以上に、それまでの設定が綺麗に畳み込まれているので、普通の「きゅん」以上にときめくものがありました。
設定や伏線が後半の展開に丁寧に回収されていくので、読んでてスッキリです!
文章が読みやすくて、GW中に一気読みできました。
(以下は、個人的な事情です。コロナ濃厚接触者で自宅隔離中気が滅入っていたので、このような明るく楽しいお話が読めて助かりました。有難うございました!)
長編のストーリーながら、飽きが来るどころかぐんぐんと引き寄せられる物語だった。
主人公の不憫具合がまたグッと来てしまい。ついつい感情移入してしまう。
物語の中で明かされるさまざまな設定や
十万字という文字数の中で繰り広げられる
【筆頭薬師としてのプライド】
【竜帝への恋慕】
【お后さまとの関係】
がこれでもかと詰め込まれており、尊く、そしてくすっと笑ってしまった。
恋愛ものを読んだことのない方なんかにはお勧めの作品かもしれない。
新しいジャンルでこそないが、それを差し引いても十分売り物にできるようなレベルの高い物語だった。
時間があるときにでも読んでみてください。ハマりますよ?