主人公が最後の最後に喜びを感じたという事は、このひまわりは救済だったのでしょうか。
世界中がひまわりに覆われていく描写が印象的でとても引き込まれる内容でした。発想がまず衝撃的で、覆い尽くされる花の種類にひまわりを選ぶセンスが素晴らしいと感じます。話の内容としては、植物パニックというよりは全てを諦めた先に、夢のかけらに追いすがるドラマ的な一面が強くあったように思えました。誰も見てくれなかった、認められていなかった主人公の絵をひまわりは最後まで見てくれていたというおわりにもなんとも言えない余韻が有り、短いながらに気持ちよく飲み込めるエンディングだったように思えます。とても面白い作品でした。お気に入りの一作です。
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