「水槽の脳」って思考実験、我々は培養液の中に浸かった剥き出しの脳で、電極からの信号を現実と錯覚している、ってのがあるんですが、それを踏まえて、これを短編に落としこむ技術、太宰が太宰らしい表現力、これはもう凄いとしか言い様ないですね。
4000字という文字数制限が全く感じられないほど濃密で個性的な物語でした!アンビリーバボ。