概要
自惚れ貴族は結末を変えるために動き出す
少年は物語で言えば主人公ではなかった。
恵まれた立場と才能。それに胡坐をかき努力を怠った阿呆。
蔑まれた身分から行動によって世界を変えていく《彼》を邪魔する嫌な奴。
現実を受け入れられず、現実を知ろうとせず、我が儘を通そうとした残念な子。
少年は自身の素晴らしさを証明するために《彼》に挑み、そして敗れた。
その果てに周囲を巻き込み盛大に自爆した。
それは物語で言うところの主人公の凄さを引き立たせるためのかませ犬。
少年の自我が消え去った時、幸か不幸か気紛れが起きた。
*設定*
時間や単位は現代と同じ。