遠距離恋愛中の人にはぜひ読んで欲しい

遠距離恋愛中の切ない気持ちがストレートに伝わって来る作品です。
表現も見事で、四季折々の色や光景がまるで目の前に現れるようでした。

もう最後の方は主人公と気持ちが一体になってしまって、さあ、どうなるんだ?
と、どきどきしてしまいました。

「冬の間背を低くして寒さを乗り越えた、たんぽぽやシロツメクサがうんと背伸びをしている」
このフレーズが好きです。

君への切ない思いを抱え、背を低くして2年も耐えて来た主人公の私にとって、「背伸び」とはどういうことだろうか。
是非多くの人に読んでもらいたい作品です。

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