残飯その29 雨傘
雨の日は好き。
傘を差すから。
大きい傘ならもっと素敵。
あなたの隣を独り占めできるから。
傘は視界を遮るから
周りの眼も気にならない。
雨が世界を曖昧にして
傘の住人を覆い隠してるみたい。
わたしだけの場所。
わたしたちだけの居場所。
彼が隣で何か言っている。
雨の音のおかげで聞こえない。
おこげのつぶやき処【残飯の寄せ集め】 おこげ @o_koge
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。おこげのつぶやき処【残飯の寄せ集め】の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます